2012年11月26日月曜日

Googleカレンダーの月表示から時間を一発で入れる方法があった

みなさん、スケジュール管理には何を使っているでしょうか?

私は今までにOutlook>Palm>Palm&Outlook>Googleカレンダー>サイボウズ>Googleカレンダー、みたいな遷移で使ってきましたが、今のところ最終的にはなんだかんだでGoogleカレンダーを中心にしています。

とういのも、私的理由だけでなく外的要因でカレンダーを替えざるを得ない時が多々ありましたけれど、だいたいどんなツールでもGoogleカレンダーとの連携機能が用意されていることがほとんどだったので、Googleカレンダーを中心にしておけば大概のカレンダーと同期やインポートが行えたからです。
※使用者の感想です。効果や効用を保障するものではありません^^;

ほとんどの機能はGoogleカレンダーで不満はなかったのですが、どうしても一つだけ他のカレンダーと比べて使いにくいと思っていた機能があります。
それは月表示での予定入力のインターフェイスです。

Googleカレンダーの月表示から予定を入れようとすると、最初に開くサブウインドウには時間を入れるところがありません。

通常は一旦タイトル欄に予定を記入してから、「予定を編集」をクリックして開いた画面で「終日」のチェックを外して、時間を編集する、といった面倒な手順が必要になります。

日とか週の表示だと最初からクリック&ドラッグで時間を指定して記入できるのですが、月表示ではなぜか時間の指定が1アクションでできないんですよねえ。
たぶんGoogle先生は「わざわざ月表示なんてアバウトな予定で見たい人には時間まで指定させるなんてナンセンスだろ」くらいに思っているからなんでしょうけど・・・

私はスケジュールは月表示で見たいんです!

というわけで、いままでずうーーとそこだけ面倒くさいと思いながら使っていた訳ですが、今日偶然1アクションで時間指定できる入力方法を見つけてしまいました!


そのやり方は、該当の日を指定して開くサブウィンドウの「タイトル」に予定の内容と一緒に開始時間と終了時間を書くだけです!!
例えば「11時から15時水族館」とか。

こんな感じでタイトル欄に書くと、勝手に開始時間と終了時間まで設定してくれるのですよ。そして「タイトル」には時間を抜いた純粋な予定だけが表記されるという訳です。
至れり尽くせりです。

すごいのは、時間の表記が11時でも11:00でも、数字が半角でも全角でも、予定の前でも後ろでも、開始時間だけでも、とにかく大概の書き方でちゃんと認識してくれるのです。
※ただし「11時15時水族館」とかどこにもスペースなしだと11:15になっちゃったりします。「11時15時 水族館」だと大丈夫なんですけどね。最初は自分で一番入れやすい書き方で認識されるかどうか試してみてから使うのがいいと思います。

とにかく、これで唯一と言ってよかった不満点が解消されました!!

いやー、いままで"例: 19:00 に水族館で待ち合わせ"なんて書いてあっても「予定欄にまで時間を書くとかスマートじゃない」なんて思っててスイマセンでした。この機能を使わせようとしていたんですね、全然気がつきませんでしたよ。

同じくそこを不満に思っていた方は、是非一度お試しください。

2012年11月6日火曜日

西友の「あったか電気ひざ掛け」が安過ぎる件

急に寒くなってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

北向きの部屋で仕事をしていると風邪をひきそうなくらいですが、まだヒーターを付ける程でもないなあと思っていた所、車の修理の時間潰しにふらりと寄った西友で惹かれるものを見つけたので購入してしまいました。

それがこちら「あったか電気ひざ掛け」です。
※開封した写真があまりにショボいので商品写真で失礼します。
なんと、これ、500円でした!

ただし、これそんなにあったかくないです。ほんのり温いかあ…?くらい。

とはいえ、私は乾燥肌で、ちょっと熱くなるとすぐに肌が痒くなって掻きむしっちゃうので、あまり熱くならないこれくらいで丁度良い感じです。
何より安い!もっと寒くなって来たら、ヒーター使えばいいんだし、ちょっと足を暖めたいくらいにはお得な商品だと思います。

ちょっと見てみたら千円前後のUSBひざ掛けって結構あるみたいですが、さすがに500円っていうのは他に無いですね。さすがカカクヤスクの西友ですw


なお、このブログを書く為にさっきググってみたら、この商品は楽天でもAmazonでも品切れしてました…
人気商品なんでしょうか?
まあなんといっても500円ですからねえ^^;


おととい地元の西友で購入したときには在庫があふれていたので、もしどおしても欲しい方はお近くの西友をのぞいてみてください。

2012年11月5日月曜日

Mashup Buttleに参加してきました

弊社はMA8に応募しています。
PlacetagramQueuenceの2つでエントリーしました。

MA8の詳細はこちら

以前はMashup Awardsといっていたイベントが8回目を迎える今回、名前をMA8と変えて開催されます。

その予選の一環として、プレゼンバトルのMashup Battleが先日開催されました。
私は10/31の東京大会①に参加してきました!

いきなり結果発表しちゃいますが、私は同率3位でしたorz
おしい!と一瞬思ってみたものの、主催者様によると、1・2位に殆どの票が集中していてそれ以下はほとんど差が無かったそうです…

10/31のButtleで見事1位に輝いたのは

おーいおまえ ねむっTEL というガジェット。

これ、アプリ単体ではなくて、腕に装着する電子機械で、居眠りすると電話を掛けて起こしてくれたりするのです。
実際の製品というか、実体のある機械とプログラムが一緒くたになっているものを個人レベルで実現しているというのは、私にはできない発送で非常にショックを受けました。
面白かったです。

東京だけでなく、各地で開催されたBattleの1位作品が2回戦に進めるのですが、Battleで1位にならなかった作品にもまだ次に進むチャンスは残されています。

弊社もなんとか次に進めるといいなあ。と淡い期待もしつつ、日々の業務を黙々とこなす今日此の頃です。

2012年10月25日木曜日

アメリカから購入したKindleでは日本のKindleストアで購入できないことが判明

Kindleストア、とうとう日本でも始まりました!

私はKindle3を持っているのですが、今まで日本の書籍は購入できなかったので、この日が来るのを心待ちにしていました。
PDFで読むのつらいんです。

ただ、ひとつ心配だったのは、日本でKindleストアが始まっても私のKindle3で購入できるかということ。
Kindleはデバイスのセッティングでアカウントを登録しておくのですが、そこにはAmzon.co.jpへのリンクはないのです(今後ファームウェアのアップデートで設定できるようになるかもしれませんけど)。

まあ、アカウントをco.jpのに登録しなおせば、勝手にストアも日本に変わるだろうなあと期待していました。

が、結果としては、残念ながらストア開店日の今日10月25日現在
日本発売のKindleデバイスでしか日本のKindleストアで直購入できないようです。
Amazon.co.jpのヘルプページにはこんな記載が…orz
Amazon.comで発売されたKindle Paperwhite以前の端末からは、Amazon.comのKindleストアにのみアクセスできますので、あらかじめご了承ください。
こちらのブログにもアマゾンに直接問い合せした上での詳しい情報が載っています。
参考にさせていただきました。ありがとうございます。
http://daisukeblog.com/?tag=kindle

とはいえ、デバイス直で購入できないだけで、アカウントを統合することで日本のKindleストアで購入した電子書籍を輸入したKindleで読む事はできるようです。
つまりPCでアクセスしたAmazon.co.jpのサイトや、iPadなど他のデバイスのKindleアプリから購入してライブラリを統合すれば良い訳です。

※今の所、Amazon.comで購入したKindleでは日本のコンテンツは読めないようです。ヘルプに下記の記載がありました。
注意:Amazon.comで購入したKindleについては、日本語のコンテンツの表示、およびダウンロードはできませんのでご了承ください
午前中に見た時は、この注意書き無かった気がするんだけどなあ… 見落としたのかな

てか。日本語フォントは入っているんだから読ませてくれればいいのに
近いうちに改善されることを期待しています。

という訳で、現在のところは、iPadなどのKindleアプリで読むしかなさそうです。

ところが、Amazon.co.jpのサイトを探しても、肝心のアカウント統合のボタンが見つかりません。

その後、いろいろ探ってみて、.comとco.jpのアカウントをリンクさせる方法が判明しました。
Amazon.comのアカウントは.comにあるので、そっちでログインして設定しろという訳でございました。

という訳で、まずは自分の.comアカウントにログインして
Your Account>Manage Your Kindle>Country Settings と進むと
Country Settingsの下にある"Lean More"を押したリンク先に統合ボタンがあります。

設定変更の際にはKindle3のブラウザはもっさりしているので、PCでAmazon.comにアクセスするのが良いと思います。

これでライブラリ統合できるので、他のデバイスで購入してからKindleにダウンロードすれば読める筈。(自分まだ未設定です)

購入したい本が決まったら、ちゃんと検証してから後日アップします。
ということでアカウントの統合をしてから、日本のKindleストアで電子書籍を購入して検証してみました。

結果としては、アカウントを統合しても米Kindleには日Kindleストアで購入した電子書籍が反映されませんでした。。。_| ̄|○
ただし、iPadやiPhoneのKindleアプリでは、どちらも読む事ができます
最初"対応していません"とかアラート出ましたが、Appストアでアプリをアップデートすると、バッチリ日本ストアで購入した本も、米ストアで購入した本も、どちらも読む事ができました。

アカウント統合すると、今まで米Amazonで米アカウントを取得し英語コンテンツを購入していた人は、今後米Amazonでは購入できなくなってしまうようです。米Kindle以外(iPadなどのKindleアプリ)でAmazon.comの書籍を買っていた人は、統合後のアカウントでは.comでの買い物ができなくなるようですので注意してください。
ただし、米Kindleを持っている人は引き続き米Kindleから米コンテンツを購入することができるようです。
というか、要するに米Kindleはどうしたって日アカウントを入れられないので、米コンテンツしか買えないってことですよね^^; 複雑で分かり難いっす。

あと、統合するとAmazon.comの英語書籍の価格が上がるという書き込みがどこかにあったので、そのへんどうなっているのかも後ほど調査してみます。

やっぱちょっとかなり面倒くさいので、是非ともファームアップで対応してほしいすな。

※1:35pmに追記しました。
※4:35pm更に追記しました。

2012年10月18日木曜日

DVプログラム応募用の写真をMacのデフォルトアプリだけで加工する

みなさん、DV-2004の応募はもうお済みですか?

巷には、DVプログラムの応募代行業者さんが沢山ありますが、実は自分で簡単にできちゃいます。というか、自分でやった方が簡単なんじゃね?とさえ思います。

それでも代行業者さんに頼む人が多い理由としては、応募フォームが英語のみなのがまず心理的障壁となっているのかなとか思います。ただし、これはGoogle翻訳を使ったり、「DV 応募フォーム」とかで検索すると書き方の見本がいろいろ出てきたりします。
自分で応募したいけど、英語が心配というかたは、それらを参考にしていただければ良いと思います。

そして、もしかしたら自分で応募するのを躊躇させる次の大きな要因は、写真のことかもしれません。

写真については、厳格に仕様が決められています。例えば…

o カメラに向って真正面に向いている
o うつむいたり、首を傾けたりせず、正面を向いている
o 頭の高さや顔の大きさ(頭髪も含め頭上から顎の下まで測定)は、写真全体の 50%~69%を占めている。目の高さ(写真の一番下から目の位置まで測定)は、写真の 56%~69%の間であること

とか…

フォーマット 画像ファイルは JPEGで保存
容量 画像容量は最大で 240キロバイト(240KB)まで
解像度 最小許容範囲は 600(高さ)x600(幅)ピクセル
ピクセルは、正方形のアスペクト比(縦、横同寸)でなければならない

とか…

これでもまだ一部です^^;

応募要綱には規定通りじゃないと無効にするよとか書いてあってビビる方もいると思います。まあ、とはいえ、応募ページには事前に写真データが規格に合っているかどうかチェックする機能も備わっているので、これも実はそんなにナーバスになることではありません。

で、肝心の写真の撮り方ですが、これは仕様に合わせて写真を新たに撮影するなんて現実的ではないので、普通に撮ったデジカメ写真(iPhoneで撮るのも後のMacでの作業が楽なのでおすすめです)を仕様に合わせて加工しましょう。
※なお、正確な技術仕様は必ずプログラムの応募要綱でご確認ください。

このとき、特に高度な加工ソフトなどは必要なく、Macに最初から入っているソフトだけで十分加工できます。
使うのは2つ。iPhotoプレビューだけです。

まず、写真をiPhotoに取り込んでください。

  1.目的の写真を選択
  2.「トリミング」を押す
  3.縦横比にチェックを入れて、正方形のトリミングを選択
  4.切り取り範囲を、応募要綱の「頭の大きさの画像テンプレート」を参考に調整する
   ・ドラッグして移動
   ・カーソルを四隅に合わせて+になったらドラッグで伸縮
  5.「傾き補正」を押し、グリッド線を参考に目が水平になるように調整する
  6.バッチリと決まったら、ファイルメニューから「書き出す」で任意のフォルダに保存
ここまでが「iPhoto」での作業。

次からは、「プレビュー」での作業です。

  7.保存した画像ファイルをプレビューで開く(ファインダーからダブルクリックでOK)
  8.ツールメニューから「サイズを調整」を選択
  9.サイズを合わせるを「カスタム」にして、幅と高さを「600」ピクセルにする
10.「調整後のサイズ」が240KB以下で収まっているか確認
11.バッチリ決まったら、ファイルメニューから「バージョンを保存」

以上で、DVプログラムの仕様にそった写真データが完成です。

念の為、必ず前述した写真チェックページで試して、結果が以下の表示になることを確認してください。

Your photo is valid.
これが出ないと、仕様には合致していないということです。
では

2012年10月14日日曜日

Google AdWords Editor を使ってみた

先日、非常に便利なツールを教えてもらったので紹介します。

AdWordsを出稿している方は多いと思いますが、キーワードやクリエイティブの管理はどのようにしているでしょうか?

普通は管理画面で一つ一つメンテナンスしていますよね。

ですが、慣れてくるとキーワードを少しずつ変えてみたり、コピーを変えてみたり、入札価格を細かく調整したり、、、
で、細かく調整していくにも、毎度毎度変えていると、前のがどんなだったか分からなくなるので、キャンペーンを複数作って切り替えながら効果を測定したりと、みなさんいろいろ工夫を凝らしていると思います。

しかし、慣れていくにしたがい、管理するキーワードやキャンペーンが多くなりすぎて、もうメンテナンスがとんでもなく大変になっていませんか?

そんな時に非常に役立つツールがあったのです。

それは、AdWords Editorです。

なーんだ、と思う方もいるかもしれませんが、正直言って私その存在を知りませんでした。自分でAdWordsを出稿しているにもかかわらず、こんなに便利なツールを、それもGoogle自ら出しているなんてまったく知らなかったのです。

さて、AdWords Editor でなにができるのかというと、


といったことです。

「これだけ?」って思われるかもしれませんが、これだけでとーーっても便利です。

特に、オフラインで編集できる機能は、自分で大量にメンテナンスする人に取ってはマジで神機能ではないでしょうか?
これだけで残業めちゃめちゃ減らせるでしょう^^;

あと、グループやキャンペーン間で、ドラッグ&ドロップでコンテンツをコピーや移動できるのも、地味にみえてほんとーーーに助かります。
「一つ一つコピーして貼って微妙に手直しして」というのを延々ループしなくても、グループや広告ごとまとめて作れるので、その後で個々の広告を少し手直しすれば微妙な違いでの効果測定が効率的にできるのです。

今まで面倒くさくてバリエーション数個で済ませていたものも、これなら何倍もの数作るのも苦になりません。

しかし、なぜGoogle先生はこんなに便利なものを、もっと声高に宣伝しないんですかね?

ホント、「もっと早く教えてよ」と言いたくなるくらい、便利なツールです。

AdWordsの管理をもっと効率的にしたいと思っている方は、ぜひ一度試してみて下さい。

無料だし。

2012年10月8日月曜日

Steve Jobs tribute MacBook


Steve Jobs tribute MacBook

というタイトルで、数日前TwitterやPinterestに流れてきた黒いMacBookが気になっていました。

良ーくみて下さい。

そう、Appleのロゴが、Steve Jobsのシルエットになっているのです!

かっけー!

しゃれおつ!

一周忌記念で限定発売するのかなあと思い、Appleのサイトをのぞいたりしてみたのですが、そんなニュースはみあたりません。

で、よくよく調べてみたらこれ、香港のアーティストがチャリティのために、MacBook Retinaを改造して制作したものだそうです。
既存のMacBook pro のAppleロゴからSteveの形をレーザーカットで切り出して隙間をエポキシ樹脂で固め成型したそう。

よく出来てるなあ。

売上は慈善団体へ寄付されるそうですが、いくらで落札されるのか、気になります。

しかしこれ、Appleからみたら改造なので、保証は効かなくなるでしょうねえ。まあ買った人は飾るだけで使わないだろうから良いのかな。

DVプログラム 2013 落選かも


米国の移民多様化ビザ抽選プログラム(Diversity Immigrant Visa Program=DV プロ
グラム) 2013 に申し込んでいましたが、どうやら外れたようです。

5月の発表時には落選でしたが、一次当選者のうち手続きに不備があったり、条件を満たしてない人が出た場合には追加の発表があることになっています。
そのことは発表サイトにも明記してあり、10月までチェックしなさいということを指示されていました。
10月も半ばになり、度々チェックしているのですが、いつ見ても結果は「 the Entry HAS NOT BEEN SELECTED」です。

まあ、ぼちぼち諦めの心境です。

という訳で、気持ちを切り替え、次のDV-2014に申し込むことにします。

2012年10月7日日曜日

コンデジ Nikon COOLPIX P7100を購入してみた

ガジェット好きにもかかわらず、今までカメラにまったく興味がありませんでした。

しかし、なぜか突然、ファインダー付きのコンパクトデジタルが欲しくなり、いろいろ迷った結果とうとう買ってしまいました。

それが、この Nikon COOLPIX P7100 です。
普通のコンパクトカメラと違い、メカメカしい、いかにも「カメラ!」という感じの佇まい。知らない人が見たら一眼と思ってしまいそうです。

このボタンやダイヤルの多さ!まだまったく使いこなせません。

なぜちょっといいカメラが欲しくなったかというと、おそらくInstagramの影響で、露出や絞りで演出した写真の面白さ(Instagramのは似せた加工ですけどね)に触れてみて、もっと細かく自分の思い通りに写真を撮ってみたくなったからです。

写真加工のソフトもいろいろ試してはきましたが、やっぱり元からカッコいい写真が撮りたくなっちゃんたんですねえ。テクはまだ全然ないですけど。

一眼も考えたんですが、大きくて重いのはたぶん持ち歩かなくなっちゃうし、ミラーレスは老眼には使い辛いんです。iPhoneで写真を撮る時も、顔から離さないと画面がぼやけて見えないのですよこの頃は^^;

という訳で、ファインダー付きで、マニュアル操作ができて、画質が良い、コンパクトデジカメ、に絞って探した結果が、購入したNikon COOLPIX P7100と、Canon PowerShot G12でした。

Nikon COOLPIX P7100に決めた理由は、まだ新品が購入できたことが大きいです。G12はもう生産終了で後継機はかなりお高いので私には手が出ませんでした。
Nikon COOLPIX P7100も後継機P7700が出ているのですが、これはファインダーが無くなってしまったので今回の候補には入りませんでした。

これからいろいろ試してみて、写真の腕を上げていこうと思います;

2012年10月6日土曜日

ダイソーのNi-MH(ニッケル水素電池)と充電器を買ってみた

ダイソーって何でも売ってますね。

普段から会社で使う文房具なんかは、機能性を求めるもの意外は大抵ダイソーで購入しているのですが、今日は以前から気になっていたニッケル水素電池ReVOLTESと専用充電池を購入してみました。

電池は1本105円、充電器もなんと105円!これで315円です。
エネループの単3型2本+急速充電器セットが実売1,500円程度ですから、ダイソー、安すぎです。

電圧は同じ1.2Vながら、容量は通常のエネループが1900mAhに対し、ダイソーReVOLTESは1300mAhと7割弱で少なめです。しかしエネループLightがそれより少ない950mAhで実売1,200円ですから、やはり安過ぎといわざるを得ないでしょう。

ただし、充電器はエネループと違い急速タイプではありません
パッケージの記載によると、1300mAhの充電目安時間は約11.5時間です…長い!
エネループの場合は、容量は違えど、単3型で約230分ですから約3.8時間。もし1300mAhを充電するとして計算すると、約157分で完了する計算ですから、その差は約9時間。やっぱり遅いですね。まあ105円ですから^^;

しかし!パッケージを見ていて気付いたのですが、この充電器ダイソーReVOLTES以外のNi-MH電池の充電にも使えそうです。

目安充電時間には1300mAhだけでなく、1800mAh, 2000mAh, 2300mAhの記載が!
つまり、エネループや他のNi-MH(ニッケル水素)電池も充電できるということです。
ちなみにエネループproが2450mAh、エボルタは1900mAh、ソニーのサイクルエナジーゴールドは2100mAhです。ダイソーが同じ値段で大容量タイプを出すとは思えないので、他の電池にも使えますよ・使って下さいと言わんばかりだと感じるのは私だけでしょうか?

まあよく考えれば電圧が同じなら当然使えるんでしょうけど、パッケージにヒントを書いちゃうあたり好感持てます。たぶんわざとです。

普段はそんなに出番はないでしょうが、エネループの充電器に空きがないときの緊急避難用充電器としての役割ができました。
ちょっとしたことですが、これが105円かと思うと非常に嬉しい誤算です。

※パッケージには「<ReVOLTES>専用充電器です」の記載があります。それ以外の使用にあたっては自己責任でお願いします。

充電器にはご丁寧にカバーが付いています。標準エネループにはないポイントです。

プラグは折りたたみ式。105円なのに気が利いています。

ちゃんとPSEマークが付いています。
そして武田コーポレーションの文字が。結構大きな輸入商社のようですね。社名がちゃんと入っているなんて、百均とはいえ商品に自信があるのでしょう。素晴らしい。

ただいま絶賛充電中につき、使用感のレポートはできませんが、普通のアルカリ電池より電圧が低いとはいえ、ニッケル水素電池の特性を考えての使用ならば問題ないでしょう。
普段エネループをお使いの方なら、違和感無く使えると思います。

我が家では、テレビのリモコンや、時計の電池等に活躍していただく予定です。

世界のInstagram写真をみられるPlacetagramをはじめました。

新サービスはじめました。

その名は、Placetagram

Place + tag + Instagram で、Placetagram・・・苦笑

Placetagramは世界中の公開されているInstagram写真をみることができます。


位置情報タグが付いているInstagramのメディアを、Google Mapsから逆ジオコーディングした位置情報をキーにして取得します。

Instagram API を利用して、地図上のどこでもみたい場所をクリックすれば、その周辺の最新写真がすぐみえる、気軽に世界旅行気分が楽しめるサイトを作りました。

地図を直接クリックして指定するだけでなく、地名や有名観光スポット・建物の名前などで検索することもできます。

どうそ、お気軽にお楽しみください。




2012年9月20日木曜日

iPhone5 / iOS6でGoogleマップを使う方法

iPhone5の発売と同時にiOS6になって、Apple謹製の地図アプリが使えねーと嘆きつつお困りの方が多いようですので、iOS6 / iPhone5でも簡単にGoogle Mapsを使う方法をご紹介します。

噂されているGoogle Mapsのネイティブアプリが出てくるまで、これでしのいでいただけると幸いです。

ーー手順ーー

1.SafariでGoogleのトップページにアクセスします。

2.上部のタブの右端にある「その他」をクリック。


3.アプリ一覧の下にある「サービス一覧>>」のリンクをクリック。


4.マップを選択。


5.まず、これでGoogleマップが開きます。もちろん経路検索も使えます。


6.次に下のタブから、矢印の出ているアイコンをクリック。


7.リストから「ホーム画面に追加」をクリック。


8.「追加」ボタンをクリック。


9.これで、ホーム画面に「Googleマップ」のアイコンができています。


次回からは、普通のiPhoneアプリと同じように、ホーム画面でアイコンをタップすれば、Googleマップが一発で立ち上がります(実際に立ち上がっているのはSafariですがね)


ブラウザの画面を、ブックマークする要領でホーム画面に登録できるということを知らない方も意外といらっしゃるようでしたので、念の為手順を追って紹介してみました。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

と、ここまで書いておきながら、実は私まだiPhone5の実機を触っておりません。もし実機では上記のようにならないということがありましたら、ご教示いただければ幸いです。

2012年8月29日水曜日

話題の「デザイン思考家が知っておくべき39のメソッド」をkindle3で読んでみた

数日前から、タイムラインで幾度となく話題に上がってきた、d.schoolによる「デザイン思考家が知っておくべき39のメソッド」ですが、せっかくなのでkindle3に入れて読んでみることにしました。

kindleで読むには、まずpdfをMacにダウンロードしてから、kindleをUSBで接続して、そのままMacのファインダーでkindleのドキュメントフォルダにpdfをぶち込みます。これだけで1秒も掛からずにkindleに取り込まれます。
USBで繋がなくても、自分のkindle用freeメールアドレスに転送すれば暫く経ってからkindleにファイルが送られてきます。いやー、簡単ですね。このへん話題のkoboの使い勝手はどうなんでしょうか?

早速見てみると、そのままでは文字が小ちゃくて読み難いです。
pdfの原寸を確認してみたら、215.9mm X 279.4mmでした。アメリカのレターサイズですね。
アメリカからきた原稿をそのままテキストだけ翻訳した感じなのかもしれませんが、今後翻訳するときは用紙サイズも変更した方がいいのかもしれませんね、なんてことをちょっと思いました。
閑話休題。だいたいA4サイズの原稿を、日本の文庫本より小さいkindle3の画面に縮小して表示しているので、どうしても小さくなります。読み辛い訳です。

そのままだと文字がかすれてしまうので、コントラストを普段より1段階濃いめにして、なんとか視認に問題ないレベルにはなりました。
でも老眼なんで、やっぱ辛いわあ。長く読み続けるのはしんどそうです。

もちろん拡大すればもっと読みやすくはなりますが、pdfの場合はあくまでも1枚ペラの画像を表示しているだけになるので専用フォーマットのような表示部分に合わせて改行なんて事はしてくれる筈もなく、いちいちスクロールしなくてならずに面倒なことこの上ないので、非現実的です。(自炊も基本これと同じことになるので、私はやらないのですよ。はー、早くkindleジャパン開店してほしい・・・)

と、この辺まできて、わたくし重要なことを思い出しました!
kindleには、一般的なテキストファイルを送るとkindle formatに変換してくれる無料サービスがあるのですよ!確かpdfも実験的に対応していたはず。

ということで、送ってみます。
やりかたは、ファイル転送と同じ宛先、自分のkindleアカウント@free.kindle.comにファイルを送るだけ。ただしこのとき、メールの件名を「 convert 」にします。

…待つこと数十分。まだきません。まあコンバートに時間が掛かるはずなので、気長に待つことにします。
…1時間後、Mac側にメールがきました。

"A problem with your document(s)"・・・_| ̄|○

コンバート失敗したようです。

日本語の場合はそもそも失敗する確率が高い様なので、それほど気にはしてませんでしたが、一応原因を探るべくpdf版で中を読み進めてみました。
そうしたら、本文が始まってすぐに原因が分かりました。

本文のテキストが、すべて画像の枠内に書かれています。
おそらくこのために、コンバート用のサーバーは本文をすべて画像と判断し、テキストの抽出をしなかったのだと思われます(想像です)。

うーん、残念。

スタンフォードなだけに、kindleのこと良くわかってて、わざとコンバートできないようにした、なんてことは考えたくはありませんが、ちょっともったいない感じです。

結論としては、日本のkindleストアの開店が待ち遠しい、早くしろ!ってことですね。

※ちなみにiPadのkindleではもうちょっと大きく表示されるので、だいぶ読みやすいです。


2012年8月21日火曜日

JSONViewが便利すぎる

InstagramのAPIを使って、OAuth認証を通してブラウザ経由でJSON形式のデータを取得するところまでまでは、とりあえずできました。

取り急ぎJSON形式のまま開いて見てみると

・・・かなり長いです。

ざーっと見ましたが、何がなんだかわかりません・・・

中にあるurlを適当に見繕ってブラウザにぶっ込んでも、当然のようにエラーになります。

うーん、中身を確認するにはPHPかJaveScript書かなきゃいけないんかなあ、大変だなあ、、と思いながら、いろいろ調べてみたところ、なんかすごい便利そうなChrome拡張を見つけました。

それが、JSONViewです。

もとはFireFox用だったみたいですが、Chrome版もばっちり動いてます。

上記のリンクから拡張を追加して、その後JSONをChromeに読ませると勝手にパースしてインデントまでしてくれちゃいます。
日本語が化けるというエントリもありましたが、自分の環境では、ちゃんと表示できてますね。無問題。

これで各APIで取れるデータがどんなもんなのか、事前にお試しで取得してみてさくっと確認できるようになりました。
簡単なプログラムでさえ自分ではほとんど書けない状態の私には、作業効率化のために非常に心強い拡張機能です。

作者さん、ありがとう!

2012年8月19日日曜日

Instagram API Access Token 取得にエラーがでたら

InstagramのAPIを使ってアプリをつくるために、Access Tokenを取得しました。
途中ちょっと手間取ったので、備忘録としてエントリしておきます。

さて、単に写真だけをひっぱってくるくらいであればAccess Tokenは必要ないみたいですが、どうせならフォローしている人の写真をソートしたり、いいねしたりもできるようにしたいので、後でバタバタするより先に取ってしまうことにしました。

※以下は、Developer登録とClient登録が済んでいて各ID取得済みである前提で記載しています。まだの方はこちらのエントリの真ん中辺りを参考にしてください。

Access Token取得方法はAPIのドキュメントに詳しく書いてありますが、手っ取り早く日本語訳のほうを参考にさせていただきましょう。

ステップ1.ユーザに認証用URLを表示する

https://api.instagram.com/oauth/authorize/?client_id=CLIENT-ID&redirect_uri=REDIRECT-URI&response_type=code
この時点で、ログインページを表示し、アプリケーションにデータへのアクセス許可を求める確認ページが表示されます。

ステップ2.Instagramサーバからリダイレクトされる

ユーザがログインに成功し、アプリケーションにアクセス許可を与えると、Instagramサーバがredirect_uriにcodeパラメータを付加して呼び出します。codeパラメータで渡された値は、ステップ3で用います。
http://your-redirect-uri?code=CODE

ステップ3.access_tokenを要求する

ステップ2でcodeパラメータを受け取ることができました。この値を使い、指定したユーザ用のaccess_tokenを受け取るためのデータ交換をおこないます。データ交換は、access_token用URLにcodeの値と併せて、いくつかのアプリケーション認証情報をPOSTで送信するだけのことです。必要なパラメータを以下に示します。

  • client_id クライアントID
  • client_secret クライアントシークレット
  • grant_type 現在、"authorization_code"のみ指定することができます。
  • redirect_uri 認証リクエストを送信した際にredirect_uriで指定した値です。注意: この値は、認証リクエストで指定した値と完全に一致していなければなりません。
  • code 認証ステップで受け取ったcodeパラメータの値

access_token要求は、たとえば次のようになります。
curl \
    -F 'client_id=CLIENT-ID' \
    -F 'client_secret=CLIENT-SECRET' \
    -F 'grant_type=authorization_code' \
    -F 'redirect_uri=YOUR-REDIRECT-URI' \
    -F 'code=CODE' \
    https://api.instagram.com/oauth/access_token
呼び出しが成功すると、OAuthトークンを整形したデータが返されます。

ということで、ユーティリティからターミナルを起動して、上記のコマンドを実行します。最後の一行を入れてreturnキーを押して、2秒程待つと・・・
あれ?エラーです・・・orz
念の為、Instagramから一度ログアウトして、再度ステップ1から再開しCODEを再取得して試してみましたがまたエラーです_| ̄|○
返ってくるメッセージを見ると400エラーのようですが、後ろに"No matching code found"とかも書いてます。うーん、CODEはコピペだから間違う筈ないんだけどなあ。
悩んだときはドキュメントに立ち戻ってみます。
すると上記の下にこんな記述がぁっ!

“サーバ機能を持たないアプリケーション(たとえば、完全に独立したJavaScriptアプリケーションなど)を作成する場合は、上記のステップ3を実行することはできません。つまり、access_tokenを受け取ることも、クライアントシークレットを渡すこともできません。クライアントシークレットは、アプリケーションの管理下にないデバイスに保存することは絶対に避けなければなりません。では、access_tokenを受け取るにはどうしたらいいのでしょう?OAuth 2.0仕様を策定した賢い人たちは、この問題をちゃんと予期しており、暗黙の認証フローを用意したのです。”

あらら、なんか怒られたみたいです。
え、でもcurlってFTPサーバーみたいに動くコマンドなんじゃないの?なんで??
という疑問は素人が考えても仕方がないんで取りあえず横に置いておいて、その「暗黙の認証フロー」を試してみることにします。

クライアントサイド(暗黙の)フロー

ステップ1.ユーザに認証用URLを表示する

https://instagram.com/oauth/authorize/?client_id=CLIENT-ID&redirect_uri=REDIRECT-URI&response_type=token
この時点で、ログインページを表示し、アプリケーションにデータへのアクセス許可を求める確認ページが表示されます。明示的フローの場合と違い、response_typeパラメータの値が"token"であることに注意してください。

ステップ2.URLフラグメントによりaccess_tokenを受け取る

ユーザがログインに成功し、アプリケーションにアクセス許可を与えると、Instagramサーバがredirect_uriにURLフラグメントとしてaccess_tokenを付加して呼び出します。次のようになります。
http://your-redirect-uri#access_token=ACCESS-TOKEN
URLフラグメントのaccess_token部分を取り出せばおしまいです。

あっさり、上記の方法でAccess Tokenが取得できました・・・

同じ様にエラーでAccess Tokenの取得ができない方は、クライアントサイドフローを試してみて下さい。

Instagram Developer に登録してみた

ちょっと思うところあって、InstagramのAPIをいじってみようと、Developer登録してみました。

APIに関していろいろと参考になりそうなブログを探してみたのですが、あまり最近のは見当たりません。大体2011年のAPIが公開されたあたりのエントリです。
公開されてからあまり大きな変更がされていないということですかね?
FacebookのGraph APIを使う時に、しょっちゅう仕様が変わるので設計に悩んだことがあるので、あまり変更がなさそうなのはいいですね。
とはいえ、InstagramはそのFacebookに買収されたので、今後はどうなるかわかりません。ちょっと心配です…

閑話休題。
APIをいじるには、Developer登録をした後にApplicationの登録をします。
ここまでで参考になったのはここここです。ありがとうございます。

まだぜんぜんいじっていないので、感想などはまた改めて。

2012年8月10日金曜日

ダイスキンB6とペーパープロトタイピング

ちょっと前に話題になり、当時は品切れ続出で入手困難だったダイスキン。
私もA6サイズのダイスキンを愛用しております。

用途はとしては、まずはアイデア帳として。
そしてtips的な使い方ですが、A6ダイスキンって(勿論モレスキンもですが^^;)実はiPhoneより一回り大きい位のサイズなので、iPhoneアプリを作る際のペーパープロトタイピングに重宝するのです。


デザイン要素を原寸大に落とした時、片手でもボタンが押し易い位置にあるかとか、表示は見やすいか、指で隠れないか、次のページに遷移したとき操作ミスしがちな配置じゃないか…などなどを手書きとはいえ、実際にさわれるイメージでテストするのです。

写真は当社のアプリQueuence設計時に使った実際のペーパープロトタイプです。

こんな落書きで意味あるのかと思われるかもしれませんが、なかなかどうして、こんなラフなものでも、原寸大で触ってみて初めてわかる事や気が付くことが山のようにあります。
ペーパープロトタイピングをやったことの無い方は、だまされたと思って一度試してみることをオススメします。

Kincle3との比較
さて、本題のB6モレスキンですが、今日久々に地元のダイソーの手帳売り場をチェックしたら見慣れない物を発見したのです。
そう、それがB6モレスキンだったのです!
A6モレスキンよりも2回り程大きいサイズ(あたりまえだ)。
これ、Kindle3とほぼ同じ大きさですね。
ということは、これから流行るだろうミニタブレット向けのペーパープロトタイプにピッタリということです。

ちょっとググったら春位から販売されてたらしいですが、割と小まめにダイソー見てるのに今日初めて見つけたという事は、これもA6と同じくレア商品のにおいがします。
koboやkindle fire向け開発を考えている方は、早めの在庫確保が吉かも?100円だしね
(´・ω・`)

B6ダイスキン。手前はA6ダイスキンです

2012年8月5日日曜日

無線LAN中継機を買ってみた

なんだか家の無線LANの状態がよろしくない感じになってきたので、対策として無線LAN中継機を導入してみました。

今のルーターはAterm WR8170Nというハイパワータイプで木造2階の北東隅に設置してありますが、1階のリビング南端にあるApple TVの接続状況がどうも酷い事になってきたのです。
ビデオのHD画質サンプルさえ始まるのに5分以上掛かり、しかも途中で止まり終いには強制終了したりします。特に酷いのは、MacやiPhoneから動画をApple TVにAirPlayすることがほとんどできなくなったことです。私のApple TVの目的って、撮った写真やビデオをリビングの大画面テレビでみんなで観る事なので、それができないとなるとApple TVを持っている意味がなくなってしまいます。
これはなんとかしなければなりません。

以前から多少バッファリングでもたついたりすることはまりましたが、少し前から完全にハングアップしたり接続が切れちゃったりするようになりました。
Apple製品の不具合対応の基本である再起動をしても直りません。ということはハード側じゃなくて、通信品質に問題があるんじゃないかと疑ってみました。
そこでSpeed Testなんぞしてみたら、Apple TVの設置場所付近ではなんと下りで1Mbps、上りで450Kbpsとか酷いことになっていたんですね。同じ家の中でこんなに減衰しちゃうとは驚きでした。

FLETS光はベストエフォートとはいえ、ルーターのすぐ隣では大体40~50M、良い時は80Mbps近く出るんですよウチ。それが1/50になっちゃうんですからねえ。酷い。
これではHD画質のホームビデオから加工した動画をiPhoneからルーターに一旦飛ばしてそこからまたApple TVに飛ばしてストリーミング再生するなんて、確かに辛い筈です。

最初は以前使っていた無線LANルーターや封もあけていないFONなんかを使って、なんとかアクセスポイント的に使えないかなあといろいろ調べてみたんですが、無理でした。
この辺詳しくないんですが、どうやら中継機(エクステンダーともいうらしい)を入れるしかないらしい。

ちなみに電波が弱いからと言って、TV受像のようにブースターを使う事は電波法違反になるそうです。なのでそのような商品はたとえできたとしても販売できません。

その点、中継機は電波を増幅する訳ではなく、文字通り中継するだけです。つまり中継機の時点での受信状況をさらに遠くに伝達するだけなんで、例えば中継機地点で15Mbpsの受信状況であれば中継機は最大15Mbpsの電波をそのまま伝達するだけなので、その先ではそれ以上の速度は絶対に出ないということです。

それでも1階リビングの入り口付近で15Mbpsであれば、その奥に鎮座するApple TVの 場所でも10Mbps以上余裕で出るようになりました。上りでも3Mbps以上出ますね。
その状況で試したところ、いままでバッファ中に止まってしまっていた動画もほとんどストレス無くAirPlayできるようになりました。

普通の木造2階建なら「ハイパワータイプの無線LANルーターで余裕だわ」と思っていましたが、ちゃんと計測してみると意外と心許ないことが今回わかりました。
実は半年くらい前までは不都合を感じたことはなかったのですが、思い起こせば裏に2軒新しい家が建ったころから状況が悪くなってきたような気がします。
logもないので検証したわけではありませんが、これはルーターの性能や家の構造の問題ではなく、世に言う無線LANの干渉問題なのかもしれません。

原因はともかく、もし同じように無線LANの電波が弱くて困っている方がいらっしゃれば、無線LAN中継機の導入を検討されては如何でしょうか?
あまりメジャーな機材ではありませんが、探せば数千円台前半というお手頃価格で見つかりますので、しかるべき設置場所がありそうならば、試してみる価値大です。

なお、私が購入したのは調べた中で一番安く、レビューの評判もなかなか良かったこちらPLANEX MZK-EX300N です。Amazonで最安値¥2,480でした。安っ!
設定もWPSならボタンを数個押すだけで簡単です。
万が一中継機としてあまり効果が無かったとしても、有線LANしか使えない機材(TVとか)を無線LANに繋ぐメディアコンバータとしても使えるんで無駄にはならないと思います。
在庫があればマジでオススメです。

2012年8月4日土曜日

インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針

オライリー本ですが、内容的にはテクニックの解説等技術者向けっぽいところはほとんどなく、もっと根源的な人の心理にフォーカスして、こういうこと押さえて設計しろよという指南書です。
どちらかというとビジネス書に近いかも。


タイトル通り100の短い章に分かれていて、一つ一つは簡潔にまとめられています。
決してすべてが新しい話ではなく、ユーザー心理やUXを学んでいる人には既知のものも少なくないですが、そういうものでも新たな解釈があったりここでそこにつながるかという発見があったりで、飽きずに読み進められます。

UXとか小難しくいわずに、ユーザー目線を考える上で参考になる入門書として、デザイナーだけでなくディレクターやエンジニアにも読ませたい内容です。特に新人には読み易くていい本だと思います。


もっといえばすべての客商売やってる人が読んでいい本だと思います。

2012年7月28日土曜日

社会起業と株式会社のあいだ

ここのところ、社会起業とかNPO関係の本を読んだり、話を聴いたり、議論したりしています。

特にソーシャルビジネスに特化して興味を持っていると言う訳ではないんですが、”自分のほんとうにしたいことは何か?”を考えていると、どうしても社会に関係するようなアクションになってきて、それを実現している人達というと今の世の中ではどうも社会起業家といわれているような人達が結果的に多いんですね。

それはどうしてなのかと自分なりに考えるに、今の世間では"仕事"の評価尺度がやっぱりお金で計られている訳で、社会貢献とか感謝って直接お金で計りにくいから、社会起業家と呼ばれる人達やNPOの中の人達は、証券取引所的な文脈での"株式会社"の枠組みから意識的に排除されているのじゃないかという気がするのです。

本当はたぶん無理矢理にでも金銭価値に換算できないことはなくて(実際にSROIという指標も考案されています)すべての会社や組織が同一基準で評価されることは可能なんだろうけれど、今の段階でこの何十年で培われた"投資"や"リターン"のマーケットに当てはめると、既存のプレイヤーや特に既得権益者に不利が大きいんで、わざと違う立ち位置におかれているんじゃないかと邪推している今日この頃です。

一方、社会起業家の側も、"株式会社"の枠組みでは理想を実現できない、会社にしないほうが実現の早道、等と感じているので、積極的に近づいていかない現実があるように感じます。

でも、この状況ってなんかもったいない。
お互いに存在を否定しているようで、でもほんとうの世界はひとつな訳で、お互いに見ない見えないふりでいつまでも続いていったら、世界はどこまでたっても分断されたままになっちまわないかい?

そんな先のことは考えずに取り急ぎ目の前の問題をどう早く解決するかにフォーカスしているから、現状の最適解をとっているのだとは思えます、もちろん。
理想ばっかり考えていて行動がともなわなければ、なんも結果はでないんだから、とにかく動くことが重要だとも分かっていますよ、ええ。

なんかどうでもいいことにこだわり過ぎなのかなあ・・・

2012年7月15日日曜日

WD My Book LiveはiMovieのイベント保存先にはできないの巻

家庭内NAS再構築のためWestern DigitalのMy Book Liveを購入しました。

今まではルータの簡易NAS機能を使って、バルクのHDDをUSB接続して使っていたのですが、結構な頻度で認識しなくなってきたので、この際ちゃんとLAN接続でサーバー機能がある専用の外付けHDDを導入した訳です。

用途としては、iPhoto、iTunes、iMovie等増える一方の各種メディアを一元管理して、複数のマシンから使えるようにする為です。
これまでも一番サイズが大きかったiMovieのイベントは、Time Machineを兼ねた外付けHDDに退避させていたのですが、そいつはUSB接続で古いMacBookで使っていたため現在のメインマシンであるAirからは参照できないのです。

移設作業は使用頻度の高い順に、iTunesライブラリを簡易NAS>MyBook、iPhotoライブラリをMacBook>MyBookと転送速度が遅いながらも順調に進みます。
で、今朝からいよいよ大物のiMovieに取りかかった訳ですが、ここでちょっと問題が発覚したのです。

Mac完全対応だと思っていたMy Book Liveですが、なんとiMovieのアプリケーションからは有効なドライブとして認識されません。物理的には認識されていますが「!」マークが出てイベントの移動を受け付けてくれないのです。恐らくフォーマットの問題で「Mac OS 拡張」でフォーマットしなおせば認識してくれるのでしょうが、My Book Liveはサーバー機能付きだし他にもいろいろなアプリを積んでいるので、再フォーマットなんて怖くてできません。そもそも最近ほとんど使わないとはいえWin機もありますし。専用にパーテーション区切って〜とかもハードルが高過ぎるので今回はおとなしく諦めることにします。

ちなみにiMovieを使ってファイル移動させることはできませんが、普通にFinderを使ってフォルダごとコピーすることは問題なく可能です。また、My Book Liveに移動したイベントはFinderから直接指定すれば普通に再生できました(それでもiMovieからは認識されません)。


という訳で、iMovieイベントの保存先として使うという目論見は実現できませんでしたが、作業しないファイルのバックアップ先としては十分使えますので、取り急ぎこれで妥協いたします。バックアップとったらせっせと削除いたしましょう。


もし同じ目論見をお持ちの方は、以上の様な状況ですので、ご注意ください。

さて、次はMy Book Liveに保存したmovファイルがiPhoneやiPadから観れないのをなんとか解決したいなと


2012年7月10日火曜日

天才!成功する人々の法則


読了しました。 『天才!成功する人々の法則』Maicolm Gladwell=著


この本を手にしたのは偶然ですが、最近もやもやしてたことに関してかなりストライクな内容でちょっと鳥肌ものでした。
整理を兼ねて、以下に感じたことを書いてみます。

そもそもは会社の業績を上げる為にマーケティング本を漁っていて「急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則」という著作が面白かったので、同じ著者の他のも読んでみようということで手に取った本です。だからこのタイミングで読んだことは本当に偶然で、そもそも機会の均等化とかを考えたい為に読んだのではないんです。天才の逸話は好きなので、読んで参考にできれば思っていたのです。しかし、いい具合に裏切られました。


本書は「天才はこうして生まれる。こう育てれば天才に育って人生の勝者になる」という自己啓発本ではありません。
むしろ「天才は才能や個人の努力だけでできるのではなく、好機を活かせたものだけが結果として成功できる。だからすべての人にチャンスを与えよ」という啓蒙書です。


自分は恵まれた人生を送れていると思います。いや、自慢とかしたいワケではなくて、仕事で世の中に何をなしたいのか考える中で、自然と自分の立ち位置を考えざるを得ない状況になっていた訳です、最近。それで自分を含めた回りの環境が実に恵まれているなと感じていたところなのです。そこから一連の考察が始まっています。

まず今、やりたい仕事を自由にやりたいと自分の会社を作ったはいいが、売上はさっぱりなのにそれでも生きていけている幸運。この状況を作る為に今迄それなりに努力してきた自負はありますが、それでも以前在籍した会社の名前や経験が次の会社で役立ったり、投資家や協力会社の存在があったから規模の大きなビジネスもできたのだったり、同僚や部下がいたからこそ仕事が回せたり、そうして今ごはんが食べていられる多少の蓄えもできた訳です。
で、自分が入りたい会社に就職できたのはバブル期だった幸運もありますが何より大学まで行かせてもらえたからで、そこに入学できたのは予備校に行けたから(一浪してやっと潜り込めた)だし、そもそも勉強がそんなに好きではなかった自分が大学にまで行ったのは姉兄が大学まで行ってたから自分も自然と行くもんだと思っていたからでしょう。そんなもんです。どれか一つ欠けていても今の自分は違うものになっていたでしょう(それが良いか悪いかは分かりませんけれど)。
なお僕の両親は大学は行っていません。父は戦後間もなく高校に入学しましたが程無く母親(僕の祖母です)が亡くなったので、中退して父親(僕の祖父)の仕事を手伝い下の兄弟の面倒を見ました。母は中卒です。
だからこそ子供達には自分の受けられなかった高等教育を授けたかったのかもしれませんが、とにかく高い学費を負担してまで大学に行かせるという機会を与えてくれました。同じ土地で暮らしているのに、親の世代では大学に行く余裕がなかったのに、子供の世代では景気が良くなり(僕は所謂バブル世代です)大学に行かせることができた。これ、僕に取ってはものすごい幸運です。
他にも実家が埼玉なので通える学校の選択肢が一杯あったとか、義務教育中に折り合いが悪くて学校が嫌いになるような先生に当たったことがないとか、市立図書館が近くにあって子供の頃から本を沢山読める環境にあったとか、いろいろな偶然と好機に恵まれて生きてきた訳です。
当時はそんなこと少しも考えなかったですけど。


ふと気が付くと、Facebookの"友達"にベンチャーの経営者や有力企業の幹部が何人もいて、他にもほとんどの人が有名大学出身者や留学経験者、博士や修士・MBAだったりします。
これ、大学の同級生が繋がっている訳ではなく、仕事関係の繋がりや研修会・勉強会で知り合った方や、他の場でも実際にお会いして友達になった方がほとんどです。もちろん学歴を見て名刺交換したりする訳もなく、個別に知り合った結果が偶然こうなっているということです。これって普通のことでしょうか?
いや、別におかしくはないし悪いことでももちろんないんですけど、おそらくこれが世の中の"普通"ではない気がします。
日本の大学進学率は全入と言われる今でさえ約60%『教育指標の国際比較』文部科学省)です。2000年当時で約50%。僕が大学に入学した1985年では約30%程度です。
気が付かないうちに高学歴な方達を選別し進んで交流してきたかというとそういう自覚はありませんが、もしかしたら無意識のうちにそうしていたのかもしれません。もしくは自分の経歴であるレコード業界やITベンチャー、起業家の周辺では自然と上記の様なクラスタを形成しているのかもしれません。それでも普通に暮らして普通(むしろ控えめぎみ)に友人・知人と接してきたつもりが、何時の間にか社会の実情とは離れかけているところに来ていたのかもしれないと思うと複雑な気持ちになります。
起業してまで何をやりたいのか。何をすべきか。そもそも仕事とは何なのか。マネージャーが大好きなドラッカーも企業の目的は社会貢献であると言います。僕らの多くがメンターと崇める北米の投資家達もどんな社会的問題を解決できるのかでベンチャーの価値をはかっています。
そのスケールで社会を見ようとした時、貢献したいと思う社会が、実は自分の回りに感じている社会とは違うところにある(かもしれない)と気が付いた時は軽いショックを受けました。
「どうやって世の中に貢献するか」と議論する相手のほとんどが学歴や社会的地位の高い人達だったのです。
もちろん友達のみなさんは素晴らしい知見を持っているし、いつも感心させられています。議論も自分にとってとても学びの多いものです。しかしその議論の前提である「世の中」の解釈が揺らいでしまったのです。
高学歴な人々がベンチャーを起こしたり、イノベーティブな活動をするのはもちろんまったく悪いことではありません。むしろ望ましいことです。しかし高学歴でなければそういった活動はしない/できないのでしょうか?

自分のクラスタが偏っていたのは社会の「現場」に出向いていない自分の問題ではあります。しかし冷静に見て、社会にインパクトを与えているのはやはり学歴や社会的地位の高い方々が多いように思います(感覚値ですいません)。
もちろん大学に行くだけが勉強ではないし、大学に行かなくても立派な仕事をしている友人もたくさんいます。学校に行かなくても知識を増やし経験を積んで社会に貢献することは可能です。さらに教育は学校だけで行われる訳でもないし、学校に行ったからといって必ずしも教育がなされている訳でもないのも分かっています。
以下は私見ですが、問題は大学での教育内容にあるのではなく、いい大学に行ける(た)クラスタ(以下、便宜上「大学クラスタ」と呼ぶ)を生成する社会構造にあるのではないでしょうか?
社会にインパクトを与えるような経験値からくるナレッジは、社会構造上ほぼ大学クラスタだけに蓄積されるでしょう。別クラスタにも当然さまざまな経験やナレッジはありますが、影響力の大きい例えば研究所や海外からもたらされるものは大学クラスタのほうが圧倒的に有利です。
また学校教育の多寡だけが人の知見量を決定するのではありません。大学クラスタに属するような恵まれた環境が、クラスタ外にもネットワークを広げるような個々人の資質を育て、だからこそ大学クラスタでは学校だけでなく外部からの知見をも取り込むことが可能で、また知れば知る程さらにどん欲になることでどんどん知見を広げることができ、結果的に世の中に多く貢献するのだと思います。これはもちろん良いことです。
一方、教育熱心ではない(もしくはならざるを得ない)クラスタでは、大勢的に現状をやり過ごす(例えば終戦直後に家族が食べていく)ことが最重要課題であり、世界や将来の課題にまで手を回す余裕があまりないのではないでしょうか。彼らとって新たな知見とはある意味金持ちの道楽に過ぎないのです。

何か社会全体に関わる大きな問題が発生した場合には、各人が原因や対策を考えるざるを得ません。その際同じ社会全体のことを論じている筈なのに、実はクラスタによって持っている情報の量や質が違っているのではないでしょうか。
ところが我々には階級的なクラスタが存在している自覚が無いので、クラスタ間の情報断絶にも気が付いていない。また断絶しているとも思っていないから、人はみんな同じ基盤を持っていると思いがちで、だからすぐ問題が起ると一方から情弱とか自己責任とかいう話になってしまう。でも実は判断材料を手に入れられる前段階で自然に情報入手経路の振り分け(もしくは選別)が起っているから、双方の情報量には乖離があるのです。
ここで怖いのは、持っている方は持っていることが当たり前と思い込んでいて、持っていない方は持っていないことにも気が付いていないこと。一方は在って当然という前提だが、他方はそういうものが在ることすら知らないからその不在を問題にすることすらできない。話の前提がズレたままでは議論にならないのは自明ですが、今の世の中は実は結構ズレたままなのではないかと思います。
そうして話が噛み合ないままなのでやがてお互いに議論に疲れてしまい、情報量の乖離がひいてはクラスタ間の接点までを断絶してしまうでしょう。

で、これはなにも大学クラスタだけのことではなくて、経済はもちろん、世代だとか地域だとか人種だとか、もしかしたら趣味・嗜好のレベルまでクラスタ化の深化が進んでいて、各クラスタ間の情報量の乖離は加速度的に広がっていっている気がします。なぜなら、インターネットによって収拾できる情報量が爆発的に増えたことに加え、ソーシャルサービスの発達により自分の嗜好に近い情報が自然と集まってくる傾向にあるからです。一方で興味のない情報はわざわざ検索しないし、向こうから寄ってくることもありません。これが進めば自分達が気が付かないうちにいつの間にか世の中全体がずたずたになってしまうかもしれません。
もちろん現実的には各クラスタ間のリンクは何かしら存在するだろうけれども、強固なクラスタ内の繋がりと比較すれば外部へのリンクは細く弱い。自分たちが形成したクラスタ内は基本的に快適だから、細く危ういリンクを辿って別クラスタまで参照するような"意識の高い人"は少数派で、大部分はクラスタ内の情報で満足してしまう。それは上記のように持たない側からは"在ることすら知らない"から起きることだと思うのです。だって、自分が持っていない素敵なものがどこかに在ることを知れば、それを欲しくなるのが人間というものだと思うのです。

であるならば、ちょっとだけでも停滞する情報の流動をうまいこと後押しすることができれば、クラスタ間の乖離問題を解決できるかもしれない。
もちろんどのクラスタにも"意識の高い人"がいて、彼らはこれからも積極的にクラスタ間の壁を飛び越えるでしょうし、そういうアグレッシブな人こそがイノベーションを起こすのかもしれません。
しかし、アグレッシブな人が出てくるのを待っているだけで十分なのでしょうか?待っている時間は果たして残されているのでしょうか?
最近とある勉強会に参加していて、壁を飛び越え壊しまくっている"意識の高い人"に出会える機会が多いのですが、それはある意味こちらから学ぶ為に出掛けて行っているので集中して出会えているのでしょう。残念ながらあちらこちらにいる訳ではありません。
彼らは本当に刺激的で、毎回話を聴く度に本当に世の中が変わる気がしてきます。
でも、まだまだ足りない。

自然に考えて、大学クラスタだけに世の中を良くできる才能が偏在しているとは僕には思えません。どのクラスタにも等しく才能は存在すると信じています。実際何人かそういう人に会ってるし。
チャンスがなかったが故に見落とされている才能が実はまだまだ沢山ある。形にする手法を持たないが故に表に出せないアイデアがごろごろしている。評価できる人がいないが故に埋もれている天才がどこかに隠れている。だとすれば同情や感傷ではなく、純粋に社会にとってもったいないと思うのですよ。マジで。
もしちょっとしたきっかけで、その放っておいたら見過ごされてしまうだろう才能やアイデアを拾い上げることができたら、もっともっと世の中を良くできるのではないでしょうか。

ジョブスやゲイツは確かに天才だけれども、環境に恵まれなかったその他大勢の"ジョブス"や"ゲイツ"もどこかにいたのです。
その「その他大勢」が本来の才能を発揮できる、ほんのちょっとしたきっかけをどうにかして作れたら素晴らしいなあと思うのです。

2012年6月28日木曜日

未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II


20歳のときに知っておきたかったこと」で好きになったティナ・シーリグの新刊。
好きとか書きながらも先日新刊出てたことを知らず、本屋でたまたま見かけたので購入。

前作に続きテーマはイノベーションの起こし方ですが、前作が自分の息子に「若い時にこういう考え方を知ってるといいよ」という自伝を兼ねた自己啓発寄りな内容だったのに対し、今作はもっとテクニック寄りの内容になってます。

著者が考案したツールも紹介されていて随分ビジネス書っぽくなってますね(とはいえゴリゴリのビジネス本ではないので高校生くらいでもすらすら読めそう)。


自分はETVの番組も全部録画して何度も見直してるので、そこと被る話も少なからずあるのですが、文字で読むとまた違う引き出しにファイルされる気がするので飽きること無く一気に読めました。

2012年6月17日日曜日

通信の数学的理論

告白します。読み切れんかった…

 「天才数学者はこう賭ける」で恥ずかしながら初めて名前を知ったクロード・シャノンが、どうやら情報に関する学問の最重要人物らしいのでその最重要と思しき論文を取り寄せてみた。 しかし、難しい… 「情報」の定義と「記号」と「情報量」と「符号化」と「エントロピー」と… 数学というより哲学書の趣。現代論理学がほぼ数学なのを考えるとさもありなんなのかもしれませんが。

 というわけで、シャノンの論文自体はほとんど理解できず、ワレン・ウィーバーによる解説ともいえる序説と訳者植松友彦氏の解説だけ読み通したところで一旦諦めますorz

 しかし、通信工学科とか情報工学科の学生はおそれく全員が先ずこれを読んでいるのかな。すげーな

2012年6月15日金曜日

複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線

複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線

読了。数学系乱読でたまたま手に取った本でしたが、今自分が少なからず関わっているインターネットだけでなく、「スモールワールド・ネットワーク」をキーワードに物理学・生物学・社会学・経済学・医学など一見関わりがないように見える世界に共通する(だろう)根源的なもののヒントに触れた1冊。まだ解決された訳ではないけれどネットワーク理論の探求が世界を良くできるかもしれないとぼんやり感じた結構読み応えのあった本。
期せずして、社会資本なんて言葉もでてきて最近考えてることに関連するヒントもありました。
自然科学と社会科学はまったくの別物と考えている人にも一度読んでもらいたい良書だと思います。



2012年6月5日火曜日

iOSアプリの広告でFacebook広告、AdWords、AdMobを比較してみた

iOSアプリQueuenceをリリースしている訳ですが、ただリリースしただけでダウンロードされるほど世の中は甘くありません。
という訳で、零細企業や個人レベルで無理なく出せる広告をいろいろ試してみました。
※なお、以下の記事はあくまでも弊社のiOSアプリを弊社なりの条件付けで出した結果ですので、他の事例と比較にならないことが十分に考えられます。ご注意ください。分析には多分に私見を含みます。

効果がよくわからないところで最初から数十万・数百万の広告投資は無謀ですし、そもそも先立つ物がありませんので、ここは現実的に数千円レベルで申し込めて、なおかつ手続きが簡単でピクチャーバナーを用意するとかしなくていい、出稿のハードルが低いメニューに限定してお試しすることにしました。
そこで選んだ広告が下記の3種。
  1. Facebook広告
  2. AdWords  
  3. AdMob   
ここで本来ならデータを出したいところなんですが、規約的に微妙なので各種数字については非公表とさせていただきます。ご了承ください。

Facebook広告に関しては以前のエントリに出稿までを書いたので興味のある方はそちらもどうぞ。

ところでFacebook広告とAdWordsはPC向けの広告メニューではありますが、iPhoneを使っている人はなんだかんだ言って結局母艦も持っているだろうという予測のもと実施しています(というか商材がなんであれ試してデータを取ってみたかったというのが本音)。なのでiOSアプリの広告としては不適切じゃね?というツッコミは無しでお願いします。


AdMobは配信先としてプラットフォームやOSのバージョンまで選べるので、スマホアプリの広告として無駄がないのが嬉しいです。クリックの最低入札額は$0.01(※1日の最低予算は$10から)から入れられるので、最初は「安いのは良いけど全然回らないんじゃないか」と心配していたんですが、北米に関しては結構impでてます。数日後に試しに$0.02にしてみたらimpが2倍〜日によっては3倍になりました。CTRも¢1の違いで0.1ポイントくらい上がったので、北米はまだまだブルーオーシャンかもしれません(使い方違うか?)。
図1
すでにストアに出ているアプリであれば、別に広告用の画像を用意しなくてもテキストだけでそれなりに見られる広告ができるのも嬉しいです(図1)。
さらに広告する対象がAdMobSDKを導入しているアプリであれば、CVRまでトラッキングできるのもすごいですね。
あと、CPMが非常に安いのも嬉しいです。だからといってimpが少ない訳ではなく、ひとえにCPCが安く収まっているからですね。これだと例えばコンヴァージョンが悪くても、iPhoneという限定されたデバイスで日に数万レベルで表示されているので、いつかアルファブロガーの目に留まってTechCrunchに紹介してもらえるかもしれないという夢が見れますw

AdMobでは日本向けに日本語でも出稿しましたが、こちらは北米の数倍のCPCとなりました。最初$0.01でimpが増えなかったので金額を上げて調整しているうちにこうなってしまいました。ざっくり感想ですが$0.1くらいでやっと北米の$0.02と同程度のimpとCTRになった感じ。このコスト差の要因は、私見ですが、端末台数の問題ではなく日本では大手のクライアントが特別多いからではないでしょうか。クリエイティブも入札額もお金をかけている広告主が多いんだろうなあと実際の広告を見ていてもしみじみ思います。もはや零細の出る幕じゃない気がします。

Facebook広告は、Facebookの中できっちりセグメントされたターゲットに広告を出せるのが魅力です。母数が多いターゲットを選択して、価格でCPMを選択すれば、めちゃめちゃ大量の広告を安価で実施できます。
しかし今回の私の実績ではCTRが0.00X%以下という惨憺たるものでした。敢えてアプリのダウンロードというコンバージョンには触れませんが、推して知るべし...orz
とはいえ、やはりこのimp数は魅力です。今回は数千円で数十万imp、リーチ数でも十万以上が実績で出ています。ということは、魅力的な商材と訴求力あるクリエイティブがあれば、非常に効果的な広告が打てるでしょう。
個人的な感想では、アイキャッチが強い画像やインパクトのあるコピーで、Facebookページへの誘導をかけるのが最も効率的かつ意味のある使い方だと思います。
まあ、スマホアプリの広告としては失敗でした。ブランディングには繋がっていると思う事にします。

AdWordsはやっぱ予算がかりますね。AdWordsで効果を出すのは零細には難しいです。よっぽど商材に自身があればいいですが、かなりニッチなキーワードでも上限単価を低く設定すると表示されにくいです。
ニッチとはいえ誘導先ページとの品質スコアが高いと数百円以上の単価を提示される(実績ではまずそこまでいきませんが)し、しかもニッチすぎるとこんどはそもそも検索ボリュームが足りなくて結局表示はされないという罠。難しいです。。。
それでもやはりGoogle先生ですね。そうはいっても一度ハマるとあっというまにクリックされていきます。『こんなニッチなキーワードを検索してしかもそこで表示されたテキスト広告をクリックするやつなんてホントにいるのか?』と半信半疑でしたが、いるんですよこれが。どんどん予算を消化していきます。データ取りの為にもわざとぎりぎり表示はするがクリックは最小というところを単価百円レベルで探っていたんですが、それでも数日で数万円消化します。
とまれ今回の実験でニッチなワードでも結構検索→広告クリックされることは実感できました。ランディングページがうまく作れれば即効性にある効果的な広告ですね。いつかまたその時に使いたいです。

さてAdWordsは基本はPCブラウザ向けの広告です。ところが実はAdWordsは一部のモバイル端末にも表示されるのですが、今回の実績ではクリックの半分以上がモバイルとタブレットでした。アプリの広告だからかもしれませんが。
ということなので、できればiOS限定でAdWordsを実施したいところなのですが、今のところそれはできません。フルブラウザを搭載した携帯端末(やタブレット)という括りしかできないので必然的にAndroidもBlackBerry等も対象になります。なのでiPhoneで表示したければ、ちょっと勿体ないですが"フルブラウザを搭載した携帯端末"を選びましょう。
技術的には"iOSのsafari向け"なんて切り分けは簡単なのですから早く実現して欲しいものです。

ところで、広告からのダウンロード実績およびCVRは微妙な問題なので今回明らかにできませんが、ざっくりいうとAdMob以外は厳しい結果でした。AdMobはCPAも満足できるレベルです(まあこのへんはそれぞれの事情で評価変わるのでさっくり流します)。

で、結局iPhoneアプリの広告としてどうなのよってことなので、やっぱりざっくりまとめます。
リーチ数からCPAまで総合的に考えると、スマホアプリの広告は

『 AdMobが一番効果的 』

だと思います(私見)

まあ、そうだよね。
一言付け足すと「北米のAdMobが最も効果的っぽい」です。英語対応しているアプリなら是非北米に出してみてください。
同じ予算なら日本の数倍の効果が見込めると思います。


機会があればiAdも試してみたいけどフィルレートが異常に低いのでほとんど実績でないでしょうね・・・って、あれ?そういえばiAdってどうやって出稿するんだっけ?

2012年5月31日木曜日

Macでアウトラインプロセッサを使う

アウトラインプロセッサ使ってますか?


私はアイデアをメモしたり、資料を作る前の下書きとして、以前からアウトラインプロセッサをよく使っていました。
Winをメインに使っている時はストーリーエディタというWin用のフリーソフトを使っていました。93年で更新が止まっている古いアプリですが、win7でも動いていましたし、とにかく分かりやすくて使い勝手が良かったので愛用していました。
ところが最近iOSアプリを仕事の中心にしたのでメインマシンをMacにしたことにより、結果的にストーリーエディタは使えなくなってしまいました。まあ、同じ時期に手帳がマイブームだったりしたので、ここ暫くはアウトラインプロセッサ自体を使いたい欲求もあまり湧かなかったのですが、最近自分の中で手書きブームが下火になってきつつあるのと、同時に複数の事業アイデアが湧いてきて手書きメモだと後々まとめるのが大変そうだと心配になってきたので、Mac環境でのアウトラインプロセッサ探しをしてみました。
このへんとかこのへんにいろいろ紹介されていたのですが、どれもいまいちしっくり来ません。


紹介されているものはアウトラインプロセッサというより、マインドマップ作成ツール寄りが多いですね。アウトラインプロセッサは小説や脚本を書くときにも便利だと思うのですが、文筆業にはMac使いが少ないのでしょうかね?デザイナーはMacだらけだし、DTPもMac中心の世界なのにちょっと意外です。


マインドマップも良いんですが、私はさくさくどんどんと箇条書きでテキストを取り留めもなく書いていって、後でグループ分けや階層付けや組み替えをしながら整理するというやり方がやりやすいので、全方向にツリー状に分かれて行くマインドマップよりも階層が一方向に流れるアウトラインのほうがイメージしやすいのです。


そんな私が今回見つけて気に入ったのはOlivineEditorというフリーソフトです。
日本語でアウトラインで作業をしていくことを前提として設計されているので、とても使い易いです。日本語テキストの使用に若干不安がある海外製ソフトが多い中、しかもシェアウェアやパッケージソフトが多いMacOS用アプリが多い中、国産でしかもフリーというのは実に嬉しいじゃありませんか!
しかもこれ、実はクロスプラットフォームで、WinでもLinuxでも使えます。最強です。
使い勝手も慣れているストーリーエディタに近い感じで、私には違和感の無い操作性です。
これからヘビーに使うアプリとなるでしょう。


そして実は更にこれをDropboxでファイル管理してNebulous NotesというiOSアプリと一緒に運用すると、超絶便利であることも分かったんですが、そろそろ眠くなってきたので、それはまた次回詳しく書く事にします。

2012年5月16日水曜日

AdWordsに広告出してみる


AdWordsに出稿してみます。

会社にいる時に何度も出稿していましたが実務を自分でやるのは何気に初めてなので、今日はサポートに電話して一から教えてもらいながら、設定やら何やら。
サポートのお姉さんがすごく丁寧で、ランディングページQueuence英語版ページに設定する途中で「これはどういうアプリなんですか?」「面白いですね」「どういう仕組みになってるんですか?…へー、すごいですね♡」なんて言ってくれて営業トークと分かっていてもついつい予算を高めに設定しそうになります。
キーワード設定の細かい癖とか、低予算のときの管理のコツとか、事務的ではない相談にもキレずにちゃんと答えてくれて、感心してしまいました。

みなさんもAdWordsにアカウント開設するときは、自分でサクサクやっちゃわずにサポートを使った方がいいですね。広告予算に使える(というかそれにしか使えない)クーポンも貰えますし。

なお本日はまだアカウント開設と入稿までで、審査はこれから。早くても始まるのは1週間以上先になりそうです。

例によってランディングページはPC向けだけなので(スマホから見たら小ちゃくなってみれるけど)、アプリをダウンロードさせるにはワンアクション余計に入っちゃうからCV的には良くないのだろうけれど、効果測定の意味でやってみます。
ちなみにFacebook広告数日の感触で、どうも英語圏のほうがPCからダウンロードまでもっていけるCVが高そうなので、今回のAdWordsは完全北米のみで出稿する予定です。

その後でAdMobも出稿してみる心算なので、どれが一番効率がいいか後々整理してみますねー

2012年5月12日土曜日

Queuence English edition is out now!

Dear All,

My iOS App "Queuence English edition" is out! 
This app is designed on the basis of the queueing theory. You can estimate the required time easily to line up (or make procession).

Thank you for waiting. UI and texts are suited for English users.
Please try it. If you have any questions, please feel free to ask.



In iTunes App Store
http://itunes.apple.com/jp/app/queuence-english-edition/id524916001?mt=8

2012年5月5日土曜日

iAd Network Settingsは審査終了前にしなければならないというおはなし

次のiOSアプリを申請しました。
といってもまったく新しいアプリというわけではなく、行列待ち時間予測アプリQueuenceの英語版です。
こういう時によくあるのは1つのアプリをマルチランゲージ対応で作り、端末の言語環境で言語を切り替えるやり方です。そのほうがスマートですし、バグ等の対応やバージョン管理、ユーザー対策もしやすいのですが、今回はあえて日本語版と英語版を別アプリにすることを選択しました。

その理由はいくつかあるのですが、一つ大きな理由として、アプリに導入する広告を分けたかったということがあります。
もちろん1つのアプリに複数の広告システムを入れて出し分けるということも可能ですが、今の私のリソースではそれは結構ハードルが高いです。また、いくつも入れてしまうと、例えばそのうちの1つの広告APIが変更されただけで改修しなければならなくなったりするかもしれません。
英語版にも実は2つの広告システムを導入しているので、一方に問題が起こるリスクはあるのですが、3つ入れるよりは当然リスクは減りますし、何か問題があっても日本語と英語でバイナリが分かれている事で、1つの広告システムに問題が発生してもすべての自社製品が世の中から消えてしまう危険性は無くすることができます。

さて、また前置きが長くなってしまいました。
本題はiAdのセッティングについてです。
お察しのように英語版にはiAdを導入しました。日本マーケットではそれほど盛り上がっていない感じですが、英語圏では実際のところどうなのかデータ取りの為にも導入してみたかったのですよ。

iAdの契約や導入については、様々な記事があるのでここでは割愛します。
私が備忘録として書いておきたいのは、iAd Networking Settingのタイミングです。
iOSアプリをリリースするのに、iTunes Connectで銀行情報やら税務情報やらを入力してContractsを作成し、そのついでにiAdのContractも作成していると思います。ですが、このままではiAdは配信されないのです。
iAdは、Appストアに並ぶ前のテスト状態では実機であっても本物の広告は配信されません。テスト時はダミー広告しか表示されないのです。この事が念頭にあったので、本物の広告は審査を通りさえすれば始まる物だと勝手に思い込んでいました。
しかし!実はもう一つ重要な設定が残っていたのです。

Appleに申請すると、iTunes ConnectのManage Your Applicationsに申請中のアプリが登録されますが、ここで登録されたアプリのアイコンを選択すると[Rights and Pricing]や[Manage In-App Purchases]などと並んで[iAd Network Settings]というボタンが出てきます。
この[iAd Network Settings]を押し、アプリのメイン対象年齢の選択が終わらない限りいつまでたっても広告が配信されないのです。
そして重要なのが、この選択は審査が終了する前に行わなければならないのです!
(私は審査終了後に設定するものだと思い込んでいて、あやうく広告が無くなるところでした。あぶないあぶない)もし審査終了(通過)後に気が付いた場合は、再度Submitして上記の期間内に設定しなおさなければなりません。これは大変ですね。

なお、上記の年齢制限ですが、アプリの主な対象ユーザー年齢が17歳以下かどうかをYes/Noで選択します。おそらく配信される広告の内容をコントロールするのだと思いますが、17歳以下にすると広告の総量が減るという情報があるので、私はNoを選択しました。

これからiAdを始めようという方や、導入したけど全然配信されないなあという方は、設定ののタイミングに注意して申請してくださいね。

2012年5月1日火曜日

行列とイギリス人

意外にもイギリス人には「行列を作る」という才能があるというお話。

さて、私が行列に関連したサービスを始めようと思ったきっかけは、アメリカのあちこちで行列を見たことです。
待ち行列理論は以前から知っていたし、リトルの公式も便利な式があるもんだと思っていましたが、特に行列でビジネスしようとは思っていませんでした。

どちらかといえば行列は嫌いな方だし(今でも並ぶこと自体は好きではありません)、行列ができる人気店にしても混まない曜日や時間を工夫してなんとか空いている時に行きたいと考えている方です。

行列という行為も以前は日本人特有の行動だと思っていました。
ところが、仕事や私用で短い期間に何度もサンフランシスコやフロリダに行く機会があり、そのときふと気づいたのです。「アメリカ人も行列してるやん…」と。

直接のきっかけは、iPad2の発売日にサンフランシスコのApple Storeに大行列ができているのを見たことです。うわーと思いました。
それからちょっと意識してみると、WestFieldのフードコートはどの店も行列してるし、郊外のレストランでも行列はできていなくても受付で名前を言って自分の順番が来るのを待たないと入れないような人気店がよくあります。
バカンスで行ったディズニーワールドでも「何時間も待たされるのは浦安だけだろ」と思っていた自分を裏切る行列だらけでした。ライドはおろかレストランでも待たされるし、ショーを観るために3時間位待ったりもしましたけど、その時もどの人種もたくさん当たり前のように並んでいました。

それらの体験から、行列とは日本人だけのものではなく、実はアメリカ人も行列大好きなんだと思い、それをなんらかサービスに活用したいなあと思い始めたのです。

で、話は急に変わりますが、先日調べ物をしていたら、ちょっと前のエントリですが行列と秩序とイギリス人というブログを見つけました。
これによると"「イギリス人はたった1人でも整然と列に並ぶ」というジョークがあるが、これは決して誇張ではない"そうです。
寡聞にしてこのジョークは初耳ですが、イギリス人が行列が得意だとも知りませんでした。
しかし、"他の国の人々に比べ、行列に対してより辛抱強く、より真剣な態度で臨んでいる、ということらしい。たぶん、心のどこかで、平等や公平、忍耐といったものをとても重んじる意識があるのだろう"とのことです。なんか気が合いそうです。


ということで、私の中で日本とUSを対象として考えていた"行列"というマーケットですが、どうやらUKにも可能性がありそうです。


期待が湧いてきますね。


ということで、行列待ち時間予測iOSアプリ Queuence のダウンロードはこちらから
http://itunes.apple.com/app/xing-lie-daichi-shi-jian-yu/id511308636?mt=8