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2014年10月12日日曜日

中小の通販サイトはWordPress+プラグインで構築できる

WordPressはブログだけでなくECサイトも簡単に構築できるってご存知ですか?

WordPressでブログサイトを構築して運営されている方は大勢いらっしゃると思います。
またCMSとしても使いやすいので、ブログだけでなく企業のコーポレートサイトなど、商用サイトでも今では多く使われています。

しかしWordPressは実はECサイトの構築にも使えちゃうのです。
とはいえ、WordPress単体では通常私達が思うECサイトは作れません。
WordPressをECサイトにするには、カートシステムのプラグインを使います。

WordPressをお使いの方なら、プラグインがどんなものか良くご存知なので深く説明はしませんが、カートのプラグインを使う事で、比較的簡単にECサイトを作る事ができるのです。

もちろんEC専用に開発されたパッケージや、大規模なスクラッチ開発にはかないませんが、比較的簡単かつ安価に構築できるシステムとしては非常に費用対効果の高い、バランスのとれた通販サイトを構築することが可能です。

日本で安価にECサイトを構築する方法といえば、ECキューブが非常に有名ですが、結構癖があり、いろいろな機能を追加したりカスタマイズしたくなると以外と費用が掛かるというのが筆者の印象(あくまでも個人的感想)です。

WordPress+プラグインを使う場合は、ページの作成自体は基本的にWordPress側で制御しますので、かなりこったサイト作成も可能になります。
ただし、カートの機能はプラグインの機能に制限されますので、複雑な決済システムを使いたい場合は、専用のパッケージ製品の方が良いでしょう。

また、webページ作成のスキル自体がまだそれほど無いというような方にとってはカラメルなどのASPサービスの方が、自由度は低いですがその分サイト作成は簡単だと思います。

とはいえ、WordPress + カートプラグインはかなり安価にほどほど自由度の高い(月商数百万規模でも充分な機能がそろっていると思います)通販サイトが作れる手段ですので、これから自分でECサイトを作ってみようと考えている個人事業主や中小企業の方には、是非お勧めしたい手段です。

ちなみに、弊社で構築した帽子の通販サイト ビスポークトーキョー はWordPress + WelCartで構築しております。

WordPressでつくったECサイトがどんなもんなのか実例を見たい方は、是非参考にご覧ください。
ちなみにファッション系の通販なので、海外のファッション通販サイトに多いミニマルデザインを採用しています。
このサイトは日本でよくある通販のデザインとはちょっと違う感じに見えるかもしれませんが、デザインやページの作り方を変えれば、もちろん見慣れた日本の通販サイトのようなページを作る事も可能ですよ。

WelCartは日本製のカートプラグインで、ユーザーも多く使いやすいのでお薦めです。

2014年5月30日金曜日

コーポレートサイトでもブログをはじめました

ひさびさの投稿になりますが、宣伝です^^;

最近、自社のコーポレートページの方でもブログをはじめました。

そちらでは、主に会社でやっている仕事にからんだ話題を更新しています(あたりまえか)。

最近はSEOに関連したお仕事が多いので、話題もSEOさらに時流ではあるので所謂コンテンツSEOに関連したエントリを多くするようになっています。

もしご興味ありましたら、ぜひそちらも覗いてみてください。

フジヤマワークス株式会社ブログ
http://www.fujiyamaworks.jp/#!blog/c21zj

ではまた

2014年5月9日金曜日

プレゼン資料作成というお仕事

先日、日頃からお世話になっている方からのご依頼で、パワーポイントでの資料作成をしました。

内容自体は今携わってるプロジェクトの関連で日頃から調査したりしていたフィールドのことなので、その資料の用途を伺ったうえでそれほど悩まずにまとめることができました。

資料を作成するうえで、気をつけたことは以下の点

1) 用途。今回は講演会で使う資料
2) 対象者。今回は地元の経営者の方々
3) 期待されている内容。今回は某地域のビジネス環境の概要説明

以上のことから、作成する資料の作成方針をある程度固めます。

1') プロジェクタで投影されるので、フォントサイズを大きくし、読みやすく
2') 年配の方が多いので、まじめに固めの内容で、やや冗長に
3') データを多めに提示する

これ、あまり本題と関係ないと思われるかもしれませんが、意外と大事です。
例えば若い人向けの内容であれば、データを減らして写真等中心にしたりします。
今回の場合は、経営者の方々が社に持ち帰り後で使える資料的な要素を強め
「こんな勉強会に行って来たんだぜ」と言えるような物にしてみました。
別の言い方をすると、メモを取らなくても必要な事は全部資料に書いておく的な…
TEDではそういう資料は出てこないですけれどね。

で、今回ある意味始めて他人様の為に資料を作成した訳ですが、
これってもしかしてビジネスとして需要があるかもと思った訳です。

調べてみると日本にもいくつかパワーポイントの資料作成をサービスメニュー化している会社がありました。料金は1ページ数千円からのようですが、データ収集や分析はどうなっているんですかね?

ともかく、まったく需要が無い訳でもないようなので、
弊社でもご依頼があれば、今後仕事としてお受けして行こうかと思っております。

という訳ですので、もし資料作成のご相談がありましたら、
こちらからお気軽にご連絡ください
PowerPointの他にも、KeynoteやWordでの対応可能です。

相場よりはお安くできると思いますのでw

2013年2月6日水曜日

WixをAmerican Expressカードで契約するときの注意点

Wixが日本でのマーケティングを本格化しているようです。

ちょっと前からFacebookの広告にもよく出てきているので、気にはなっていました。

他にもデザイナーやマークアップエンジニアじゃなくても、簡単にセンスのいいウェブページを作成できるサービスが、去年あたりからたくさん出てきて話題になっています。

私も自分でもっているサイトのデザインが素っ気なさ過ぎると感じており、去年の末くらいからリニューアルを考えていたので、この機会にそれらのサービスを実際に使ってみて、非エンジニアスタートアップの立場で自分なりに比べてみました。

比較はまた別の機会に整理して書いてみようと思いますが、何回かは今のところ自分でいろいろ試したうち、小規模な日本のスタートアップが最も使いやすいんじゃないかと思ったWixについて、自分の体験を交えて紹介します。

WixはHTMLの知識が無くても簡単にリッチなウェブサイトを作れるというサービスです。
以前はFlashサイトが簡単に構築できるというのを売りにしていたようですが、Flashが流行らなくなった昨今はHTML5に注力しているようです。
実際アニメーションなどの効果がかなり効いていて、知らない人が見たらちゃんとしたプロのウェブデザイナーがコードを書いて構築したサイトだと思うでしょう。

まずは無料コースがあるので、お試しにどんなサイトがどれくらい簡単に作れるか試してみてから、気に入ったらプレミアム(有料)プランを契約することになります。
無料アカウントを作るのは非常に簡単でした。

さて、単にページを作るだけなら無料のままでも良いのですが、会社やアプリのウェブページとして使うなら、広告を外したりデータ解析をするために、プレミアムにするのが望ましいと思います。
プラン別の機能一覧はWiXのページでご確認ください

支払いにはクレジットカードが必要ですが、私はその際にAmerican Expressを使おうとしてハマってしまいました。

なお、支払い方法はクレジットカードしかありません。カードはVISA, AMEX, MASTER, JCB, DISCOVERが使えます。
支払い方法としてPayPalが使えないのは意外ですが、日本の場合PayPalよりクレジットカードの方が一般的だと思うので実質それほど問題にはならないでしょう。

プレミアムの申し込み手順ですが、マイページ上部のナビや、無料アカウントを作るとそこかしこに現れる"アップグレード"を促すリンクから"プレミアム"ページに移動し、そこで手続きをしていきます。

まずはクレジットカードの種類を選択し、現れたフォームにカード情報や氏名や住所など必要事項を記入していきます。

WiXプレミアムプラン購入画面

私は最初、カードの指定でAmerican Expressを選択したのですが、その結果何度やってもエラーになりました。
「そのカードは使えません。他のカードで試してね」というやつです。
まあAMEXとはいってもセゾンAMEXなんですが^^;

アメリカ本土で、ガソリンスタンドやデパートで日本のクレジットカードが使えなかった(店によっては日本で作ったカードだと伝えると何やら操作して使えるようになったりならなかったりする)ことを何度か経験しているので、それと同じ原因かなと思って一旦あきらめました。まあ日本語対応しているとはいえUSのサービスですし…

念のためセゾンアメックスのサポートに電話して聞いたところ、加盟店がどこの国で発行されたカードを通すかの判断は加盟店の自由なので、アメリカの会社がアメリカ以外で発行されたカードを通さないとかはたまにあることらしいです。

それで最初にアップグレードしたページでは、AMEXを諦めて、VISAカード(これもSAISONのPARCOカード^^;)で申し込みし直しです。そうしたらすんなり通ります。そんなこんなで「やっぱりAMEXだから厳しいのだなあ」と納得してしまったのです。

さて、最初のページをアップグレードして数日間、独自ドメインの接続やメールの転送やDNSの切り替えなんかを確認し、問題なく使えそうなことを確認してから、メインとする予定のページもアップグレードすることにしました。

この時、なぜかふと思いついて、一度は諦めたAmerican Expressで、名前や住所を英語表記(つまりアルファベット)で入れてみたところ、、、なんとあっさり通っちゃいました。

上記の入力フォームを見て頂ければわかりますが、項目の表示が「名前」「名字」「住所」と漢字になっているので、てっきり日本語(漢字)に対応しているんだと思い込んでいたのです。
それでアメリカンエキスプレスカードでも各種情報を漢字で入力してしまい、DBとの整合性がとれずにエラーになったのだと推測されます。

理由は発行国ではなく、必要事項の入力が英語かどうかだったんです。
まさにアメリカンな理由w

あれ、そういえばVISAは日本語でも普通に通りましたね?

ということは、思うに、VISAは日本で発行していれば日本にDBがあってそっちに照会掛けているから日本語でも通るけど、AMEXの場合はどこで発行していようともDBは本国のみで集中管理している、みたいなことなんでしょうか。
そういえば昔外資で働いている時アメックスのコーポレートカードを使っていましたが、その明細はわざわざどっかの外国から完全英語のレターで来てました。使ってるのは埼玉とか静岡とかなのにw

ちょっと気にはなるので、機会があれば改めて調べてみたいと思います。

ということで、以上WixをAmerican Express Cardで契約する場合には、名前を日本語じゃなく英語にしないとエラーになるのでお気をつけください。の巻でした!

Wixに興味がでた方は、下記のバナーから案内ページに行けますので試してみてください。


2013年2月4日月曜日

りそなビジネスダイレクトはMacでは使えないという話

りそなのビジネスダイレクトを契約しましたが、Macで使えないということが判明したので、Mac使いの方々がこれ以上勘違いしないようにブログに書いておきます。

さて、インターネットバンキングの多くがWindowsやIEにしか対応していないことは前から知っています。例えば三井住友やみずほは、明確に対応環境にWindowsしか明記されていません。


そんななか、りそなビジネスダイレクトは、りそなビジネスダイレクト・近畿大阪ビジネスダイレクトにおけるOS・ブラウザの動作確認状況というページで、「証明書なし」の使用方法ではありますが、Mac OS X(10.6および10.7)がSafariとFirefoxで対応可になっています。

弊社は埼玉にオフィスがあるので、納税とか、今後の融資とかのことも考えて埼玉りそなをメイン口座としていますので、りそなのインターネットバンキングがMacで使えるのなら、それに越した事はありません。

という訳で「Macでも使える」ということをこの目で確認した上で、りそなビジネスダイレクトを申し込んだのです。

振込等の用事のついでに、まずは相談窓口で相談し、教えてもらいながらいろいろな資料を記入し利用申込をしました。
それから数日すると、手続き完了のお知らせという書類がオフィスに届きます。

そこに記載されている加入者番号とIDで、すぐ利用できるのかと思ったら、それではまだ全然使えませんでした。

使用開始するのは、りそなダイレクトにアクセスし、改めて、ログインID、ログインパスワード、確認用パスワードを取得しなければいけません。いったいなんやねん。

それでもセキュリティがしっかりしてるんだと自分を納得させ、我慢して登録します。
用語がなんだか良くわからなかったり、おそろしくUXを無視した非人間的インターフェイスですが、それもこれもセキュリティの為です、たぶん。
なんとかこなし、これでやっと「サービス開始登録」が完了です。ふう。

でもこれで『完了』では、まだ全然なかったのです。

「開始登録」ができたのですから、さあ次こそログインだ!と思って、ログインページに行きます。
するとここで、「電子証明書をご利用でないお客様」と「電子証明書をご利用のお客様」と、二つのログイン方法とボタンが示されます。

こちらは事前にMacでは電子証明書に対応していないことは確認済みですので、華麗に「電子証明書をご利用でないお客様」を選びます。
そこで、先程取得したログインIDとログインパスワードを入力し「ログイン」ボタンを押します。

すると、なんということでしょう!「このブラウザは電子証明書に対応していません」とかなんとかいわれて、ログインできないではありませんか!

仕方がないので、電子証明書取得を試しますが、当然の様にエラーで取得できません。

という訳で、りそなのサポートに電話しました。以下は再現です。

私:「Macなんですけど"電子証明書をご利用でないお客様"からログインをしようとしてるのに、電子証明書を求められて結局ログインできません」

り:「電子証明書がないと利用できません」

私:「Macはりそなの電子証明書に対応していませんよね?」

り:「はい」

私:「利用環境では、電子証明書なしなら対応可能になってますけど」

り:「はい」

私:「でも、そっちにも証明書がないからってログイン拒否されるんですが」

り:「新規のお客様は電子証明書でのログインしかできなくなりました」

私:「でも、Macでは電子証明書取得できないんですよね?」

り:「はい」

私:「じゃあ、Macユーザーはどうすれば使えるんですか?」

り:「Windows機をご用意ください」
   。 。
  / / ポーン!
( Д )

私:「…えっ! …じゃ、じゃあMacは対応環境じゃないじゃないですか」

り:「新規のご利用はできません」

私:「え?じゃあ『電子証明書をご利用でないお客様』って何のためにあるんですか?」

り:「過去電子証明書なしの頃に契約したお客様用です」

私:「ということは、新規ではMacは絶対使えないってことですか?」

り:「はい」

私:「対応表の意味ないじゃん・・・・」

ということで、まとめると、りそなビジネスダイレクトはMac OS Xでも動くけど、Windowsでしか取得できない電子証明書がないとログインできないので、実質的にMacでは使えません、ということです。

おそらく電子証明書必須になる以前(平成24年6月?)に登録したIDだと、Macでも使えるのでしょうが、そんなことどこにも書いていないんですよねえ。
窓口でも一切そういうご案内や確認はありませんでした。

サポートの方には、分かりにくいし不親切なので、その辺ちゃんと明確に書いといてください、ということは伝えておきました。

しかし、Macに対応させるくらい大手銀行さんからしたら大した手間ではないと思うんだけど、マイノリティだからと軽んじられているんでしょうかね。それとも大手ソフトハウスさんが対応に掛かるコストを数十億単位で見積もってるのかな?
もはやMacって1割くらいはいると思うんだけどなあ。

例えば、IT系のスタートアップが割と使いがちだと思われる新生銀行の新生パワーダイレクト楽天銀行なんかはMac対応しているので、銀行でいくらセキュリティが厳しいからって、技術的予算的に無理ってことは無いと思うんですよね。
というか、ゆうちょ銀行もよくある質問で探ったら何げに対応してるんですね、知らんかった。

ついでにいうと、個人でもりそなの口座を持っていて、自宅のMacでインターネットバンキングも普通にできているので、まさか法人になると使えないなんてことは、今回のことがあるまで思ってもみませんでした。
細かいところまで調べて確認してみないと、わからないものですね。

仕方が無いので、今はオフィスの外からWindows XP機を持ってきて必要なときだけ使ってます…

はぁ

2012年10月6日土曜日

世界のInstagram写真をみられるPlacetagramをはじめました。

新サービスはじめました。

その名は、Placetagram

Place + tag + Instagram で、Placetagram・・・苦笑

Placetagramは世界中の公開されているInstagram写真をみることができます。


位置情報タグが付いているInstagramのメディアを、Google Mapsから逆ジオコーディングした位置情報をキーにして取得します。

Instagram API を利用して、地図上のどこでもみたい場所をクリックすれば、その周辺の最新写真がすぐみえる、気軽に世界旅行気分が楽しめるサイトを作りました。

地図を直接クリックして指定するだけでなく、地名や有名観光スポット・建物の名前などで検索することもできます。

どうそ、お気軽にお楽しみください。




2012年6月28日木曜日

未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II


20歳のときに知っておきたかったこと」で好きになったティナ・シーリグの新刊。
好きとか書きながらも先日新刊出てたことを知らず、本屋でたまたま見かけたので購入。

前作に続きテーマはイノベーションの起こし方ですが、前作が自分の息子に「若い時にこういう考え方を知ってるといいよ」という自伝を兼ねた自己啓発寄りな内容だったのに対し、今作はもっとテクニック寄りの内容になってます。

著者が考案したツールも紹介されていて随分ビジネス書っぽくなってますね(とはいえゴリゴリのビジネス本ではないので高校生くらいでもすらすら読めそう)。


自分はETVの番組も全部録画して何度も見直してるので、そこと被る話も少なからずあるのですが、文字で読むとまた違う引き出しにファイルされる気がするので飽きること無く一気に読めました。

2012年6月5日火曜日

iOSアプリの広告でFacebook広告、AdWords、AdMobを比較してみた

iOSアプリQueuenceをリリースしている訳ですが、ただリリースしただけでダウンロードされるほど世の中は甘くありません。
という訳で、零細企業や個人レベルで無理なく出せる広告をいろいろ試してみました。
※なお、以下の記事はあくまでも弊社のiOSアプリを弊社なりの条件付けで出した結果ですので、他の事例と比較にならないことが十分に考えられます。ご注意ください。分析には多分に私見を含みます。

効果がよくわからないところで最初から数十万・数百万の広告投資は無謀ですし、そもそも先立つ物がありませんので、ここは現実的に数千円レベルで申し込めて、なおかつ手続きが簡単でピクチャーバナーを用意するとかしなくていい、出稿のハードルが低いメニューに限定してお試しすることにしました。
そこで選んだ広告が下記の3種。
  1. Facebook広告
  2. AdWords  
  3. AdMob   
ここで本来ならデータを出したいところなんですが、規約的に微妙なので各種数字については非公表とさせていただきます。ご了承ください。

Facebook広告に関しては以前のエントリに出稿までを書いたので興味のある方はそちらもどうぞ。

ところでFacebook広告とAdWordsはPC向けの広告メニューではありますが、iPhoneを使っている人はなんだかんだ言って結局母艦も持っているだろうという予測のもと実施しています(というか商材がなんであれ試してデータを取ってみたかったというのが本音)。なのでiOSアプリの広告としては不適切じゃね?というツッコミは無しでお願いします。


AdMobは配信先としてプラットフォームやOSのバージョンまで選べるので、スマホアプリの広告として無駄がないのが嬉しいです。クリックの最低入札額は$0.01(※1日の最低予算は$10から)から入れられるので、最初は「安いのは良いけど全然回らないんじゃないか」と心配していたんですが、北米に関しては結構impでてます。数日後に試しに$0.02にしてみたらimpが2倍〜日によっては3倍になりました。CTRも¢1の違いで0.1ポイントくらい上がったので、北米はまだまだブルーオーシャンかもしれません(使い方違うか?)。
図1
すでにストアに出ているアプリであれば、別に広告用の画像を用意しなくてもテキストだけでそれなりに見られる広告ができるのも嬉しいです(図1)。
さらに広告する対象がAdMobSDKを導入しているアプリであれば、CVRまでトラッキングできるのもすごいですね。
あと、CPMが非常に安いのも嬉しいです。だからといってimpが少ない訳ではなく、ひとえにCPCが安く収まっているからですね。これだと例えばコンヴァージョンが悪くても、iPhoneという限定されたデバイスで日に数万レベルで表示されているので、いつかアルファブロガーの目に留まってTechCrunchに紹介してもらえるかもしれないという夢が見れますw

AdMobでは日本向けに日本語でも出稿しましたが、こちらは北米の数倍のCPCとなりました。最初$0.01でimpが増えなかったので金額を上げて調整しているうちにこうなってしまいました。ざっくり感想ですが$0.1くらいでやっと北米の$0.02と同程度のimpとCTRになった感じ。このコスト差の要因は、私見ですが、端末台数の問題ではなく日本では大手のクライアントが特別多いからではないでしょうか。クリエイティブも入札額もお金をかけている広告主が多いんだろうなあと実際の広告を見ていてもしみじみ思います。もはや零細の出る幕じゃない気がします。

Facebook広告は、Facebookの中できっちりセグメントされたターゲットに広告を出せるのが魅力です。母数が多いターゲットを選択して、価格でCPMを選択すれば、めちゃめちゃ大量の広告を安価で実施できます。
しかし今回の私の実績ではCTRが0.00X%以下という惨憺たるものでした。敢えてアプリのダウンロードというコンバージョンには触れませんが、推して知るべし...orz
とはいえ、やはりこのimp数は魅力です。今回は数千円で数十万imp、リーチ数でも十万以上が実績で出ています。ということは、魅力的な商材と訴求力あるクリエイティブがあれば、非常に効果的な広告が打てるでしょう。
個人的な感想では、アイキャッチが強い画像やインパクトのあるコピーで、Facebookページへの誘導をかけるのが最も効率的かつ意味のある使い方だと思います。
まあ、スマホアプリの広告としては失敗でした。ブランディングには繋がっていると思う事にします。

AdWordsはやっぱ予算がかりますね。AdWordsで効果を出すのは零細には難しいです。よっぽど商材に自身があればいいですが、かなりニッチなキーワードでも上限単価を低く設定すると表示されにくいです。
ニッチとはいえ誘導先ページとの品質スコアが高いと数百円以上の単価を提示される(実績ではまずそこまでいきませんが)し、しかもニッチすぎるとこんどはそもそも検索ボリュームが足りなくて結局表示はされないという罠。難しいです。。。
それでもやはりGoogle先生ですね。そうはいっても一度ハマるとあっというまにクリックされていきます。『こんなニッチなキーワードを検索してしかもそこで表示されたテキスト広告をクリックするやつなんてホントにいるのか?』と半信半疑でしたが、いるんですよこれが。どんどん予算を消化していきます。データ取りの為にもわざとぎりぎり表示はするがクリックは最小というところを単価百円レベルで探っていたんですが、それでも数日で数万円消化します。
とまれ今回の実験でニッチなワードでも結構検索→広告クリックされることは実感できました。ランディングページがうまく作れれば即効性にある効果的な広告ですね。いつかまたその時に使いたいです。

さてAdWordsは基本はPCブラウザ向けの広告です。ところが実はAdWordsは一部のモバイル端末にも表示されるのですが、今回の実績ではクリックの半分以上がモバイルとタブレットでした。アプリの広告だからかもしれませんが。
ということなので、できればiOS限定でAdWordsを実施したいところなのですが、今のところそれはできません。フルブラウザを搭載した携帯端末(やタブレット)という括りしかできないので必然的にAndroidもBlackBerry等も対象になります。なのでiPhoneで表示したければ、ちょっと勿体ないですが"フルブラウザを搭載した携帯端末"を選びましょう。
技術的には"iOSのsafari向け"なんて切り分けは簡単なのですから早く実現して欲しいものです。

ところで、広告からのダウンロード実績およびCVRは微妙な問題なので今回明らかにできませんが、ざっくりいうとAdMob以外は厳しい結果でした。AdMobはCPAも満足できるレベルです(まあこのへんはそれぞれの事情で評価変わるのでさっくり流します)。

で、結局iPhoneアプリの広告としてどうなのよってことなので、やっぱりざっくりまとめます。
リーチ数からCPAまで総合的に考えると、スマホアプリの広告は

『 AdMobが一番効果的 』

だと思います(私見)

まあ、そうだよね。
一言付け足すと「北米のAdMobが最も効果的っぽい」です。英語対応しているアプリなら是非北米に出してみてください。
同じ予算なら日本の数倍の効果が見込めると思います。


機会があればiAdも試してみたいけどフィルレートが異常に低いのでほとんど実績でないでしょうね・・・って、あれ?そういえばiAdってどうやって出稿するんだっけ?

2012年4月10日火曜日

Facebook広告を出してみた 〜出稿まで編〜

iOSアプリをリリースしたはいいですが、広告やPRをまったくやっていないので当然のようにダウンロードが伸びません。いやはや…

TwitterやFacebookで告知はしているので、最初の二日間は知り合いのダウンロードだけでなんとか見れる数字ではありました(あとおそらくニューリリースのアプリを全部落としている業界関係者も複数いるだろうと思われます)が、3日目から目に見えて落ち始め、厳しい日々が続いています。

まあメディアにでも取り上げられない限り、急激にダウンロードが伸びるなんてことはないと思うので、こんなものかとは思っていますが。

とはいえ、このまま手をこまねいていても何も進みません。
ということで、広告を出してみることにしました。

当社の商品QueuenceはiPhoneアプリなので、本来はモバイル向けに広告を出したいところですが、普通の広告なんかは高くてとても手が出ません。
そこで、FacebookにiPhoneアプリの広告を出すとどれくらいの反応があるのかの実験の意味も込めて、以前から興味のあったFacebook広告を出稿してみることにしました。

Facebook広告はもちろんFacebook上に出す広告です。ウォールの右カラムに出ている「スポンサー広告」ってやつですね。代理店を通さずに自宅からでも直接Facebookから出稿できて、しかも少ない費用で始められるので私の様な貧乏スタートアップにはもってこいの広告手法です。
ただし、現在のところモバイルにはブラウザ版・アプリ版ともにFacebook広告は表示されません(モバイルにも対応する「スポンサー記事」という新しい広告メニューがありますが、これはFacebookページをうまく使わないとあまり効果が無い手法と思われ、仕込みが大変そうなので今回は考慮しませんでした)。

出稿の仕方ですが、まずは「広告を作成」します。
自分のウォールを開くと、右カラムの「スポンサー広告」のインデックス内に「広告を作成」というリンクがありますので、そこをクリックすると広告管理ページが開きます。
そのページに「広告を作成」ボタンがありますので、それを押すと広告作成ページが開きます。
その後はページに指示に従って、必要事項を記入し広告を作成していきます。
  • Destination:広告の飛ばし先。自分の管理するFacebookページやFacebookアプリがあれば自動的にドロップボックスに入っているので、選択するだけで設定できます。
    Facebook外にリンクするときは「Facebook外のURL」を選択。
  • タイプ:ここで、「スポンサー記事」か「Facebook広告」かを選択します。
  • URL:広告をクリックした飛び先のURL。Destinationと連動ですが、外部を指定する時は当然自分でマニュアル入力です。今回は独立したランディングページを作ってそこに飛ばしてます。ちなみにこちら
  • タイトル:広告に表示されるタイトル。Facebookページの場合はFacbookページのタイトルが自動的に設定され編集不可ですが、外部ページの場合は25文字以内で好きに編集できます。
  • 本文:135文字以内です。
  • 画像:上限5MBでサイズは110x80。ですが、元画像から勝手にリサイズしてくれるので、サイズはそれほど気にしなくても大丈夫です。ただし表示サイズが小さいので、それを考慮したクリエイティブを考えた方がいいでしょう。特に元画像が縦の場合は縦を110に合わせるので、人物の顔とかよくわからなくなってしまします。
  • プレビュー:タイトル、本文、画像とも編集する先からどんどんプレビューされます。テキストの折り返しとか、写真とタイトルのバランスとか見ながら編集できるのでいろいろ試してみるのがいいと思います。
次にターゲット設定をしていきます。ここがFacebook広告の最大のキモでしょう。
設定を変えるたびに、右カラムの予想配信数も変わっていきます。ここを見ているだけでもFacebookのユーザー属性を垣間見るようで非常に楽しいというか勉強になる気がします。
  • 地域:国、都道府県・州、市区町村レベルで絞り込めます。もちろん国全体でも可能。他の設定と組み合わせて例えば日本から格安オンライン英会話サービスを始めるために『フィリピンの18~28の女性で大卒以上だけに求人広告を出すのだ』なんてことが簡単にできちゃいます。
  • ユーザー層:年齢と性別を選択可能。なにも選択しなければ18歳以上全部になります。
  • 趣味・感心:ここはキーワード設定とカテゴリー設定を選択できます。ただし、どうもすべてのキーワードやカテゴリーが選べる訳では無さそう。例えば「ラーメン」なんていう大定番のキーワードが選べず某チェーン店だけが出てきたりします。法則性が良くわからない。ここは改めて調査してみたいと思っています。
  • Facebook上のつながり:「誰でも」か「詳細つながりターゲット設定」を選択。ここで詳細つながりを選択すると、特定のFacebook上の人物やFacebookページ、団体、イベント等とつながっている人(または、つながっていない人)を選べます。商品のセグメントが明確でうまくマッチすれば超効果的な広告が可能でしょう。すげーよFacebook。また、すでに自分のFacebook関連サービスを使っている人(または、いない人)を選ぶこともできるので、メアドを使わないCRM的にも使えそうです。
  • 詳細ユーザー層ターゲット:恋愛対象と交際ステータス、言語。
  • 学歴と職歴:なんと勤務先まで指定できます…
広告キャンペーン、価格設定、日程を設定します。
総予算枠で管理したり、CPMかCPC単価での設定もできるので、自分の予算感にあった管理ができます。数千円の予算でも出稿できるので、効果があるかどうかちょっとだけ試してみるなんてことも気軽にできるので、非常にありがたいです。
  • 予算:日本円で、1日あたりか通期予算かを選択して設定できます。
  • 日程:当日から継続的にか、カレンダーで期間を設定するかを選べます。
  • 価格:CPMかCPCか選択し、最大入札額も同時に設定します。最大入札額は、上のターゲット設定で絞ったターゲットに合わせてFacebook推奨の金額が自動的に示されます。もちろん自分で好きな金額にもできますが、私は自動推奨金額で申し込みました。なお、この最大入札額はあくまで「最大」で実際にはそこまで行くことは少なそうです。実際私の場合はCPMでしたが推奨額の1/4くらいで推移していました。
※Facebook広告の出稿には認証されたアカウントと、クレジットカードかPayPalのアカウントが必要です。なおクレジットカードはvisaとmasterしか対応していないのでご注意を。jcbやamexの方はPayPalのアカウントを作っておきましょう。


と、ここまで出稿する方法だけで、結構な量になってしまいました…
期間中の効果見ながらの編集だとか、出してみて分かったこととか、他にもいろいろ書きたいことはあるのですが、時間が掛かりそうなので、その辺はまた改めて後日アップします。



2012年3月30日金曜日

独自ドメインのwebページをなるべく安く運用する方法

会社のwebページをなるべく費用を掛けないで運用する方法です。
かならずしもこれが最安・最良ではないかもしれませんが、自分の例を備忘録として書いておきます。

独自ドメインを取得する
これだけは有料です。いろいろなレジストラがありますが、私は大手のお名前.comを使いました。会社員時代にも何度も使っているので操作になれているというのもありますが、値段と安定性でまあ一番無難かなと。
あとで書きますがサーバーはGoogleを使うのでGoogleでドメインを取ると楽で良いのですが、後々自社サーバーを立てたりするときに移管が面倒くさくなったりしないように、ある程度自由度の高いところを選択しました。
広告で「独自ドメイン無料!」なんてのもよくありますが、大体はレンタルサーバーや有料のビジネスパッケージの中に入っていて、ドメイン取得だけが無料というだけで実質は別名目でお金がかかりますし、その契約をやめて自前でサーバーを立てようとしてもそのドメインは移管不可で使えなくなってしまうとか、なんだかなぁな商品が多いので、そういうよく考えると不便なサービスは選択しないように注意してください。無料ドメインには必ず無料になっている理由があるので、どうしても利用したいという時にはよく調べて後で泣かないようにしましょう。
その点有料のドメイン取得サービスであれば手続きの面倒くささは様々だとしても、まあ移管はどの会社でもできると思います。
なお、Googleがやっている(中の人はjimdoみんビズは確かにドメインを無料で取得できます。しかし、無料なのは1年目だけで、2年目以降はドメインの年間管理料くらいの料金が毎月の費用として掛かります。ただし、2年目以降(つまり1回でもお金を払えばってことかな)は取得した独自ドメインを他のサーバーに移管できるので、1年目はたとえ数百円でも節約したいという人にとっては良心的なほうのサービスだとは思います。
しかしGoogleはGoogle Appsというもろ競合するサービスを自社で持っているのに、なんでみんビズをやっているんですかね。ナゾです。

Google Appsに登録してサイトを作る
多くの企業が使っている、独自ドメインでメール、カレンダー、ドキュメント、webサイト構築ができるGoogle Appsですが、実は無償コースがあります。最大ユーザー数が10までだったり、SLAがなかったりと、有料版と比べるといくつかの機能が制限されていますが、それでもスタートアップにとって十分すぎる程の機能が無料で使えるのですから、これを使わない手はありません。
Google Appsに登録したら「サイト」を作ります。
ここではとりあえずガワとなるURLを取ればいいだけなので、サイト名だけ分かりやすいもの(社名とかサービス名とか)を付けて、中身は適当に「テスト」とか書いて、とっとと保存しましょう。なお、サイトは公開にしておいてください。公開にしておかないと、あとで独自ドメインのマッピングができません。
構築中のものを公開するのに気が引けるかもしれませんが、大丈夫です、誰も見る人はいませんので安心して公開してください。

お名前.comでCNAMEレコードを変更する
さあ、非エンジニアであればここでもう何を書いてあるのか訳がわからなくなった人もいるでしょう。しかし、無料のGoogle Appsで作ったサイトをお名前.comで取得した独自ドメインと紐付けするためには、お名前.com側の設定でCNAMEレコードを変更する必要があります。ちょっと面倒ですが、これをやらないとこれから先何もできません。付いて来てください。
ここは非エンジニアにはかなり複雑な手順なので、番号を付けて順番に説明します。

図1
  1. お名前.comにログインします。
  2. ドメインNaviの「ドメイン設定」中の「ネームサーバーの設定」>「レンタルDNSレコード設定」を開きます。ドメインが複数ある場合は、設定したいドメインを選択して入力画面に進みます。
  3. レンタルDNSレコード設定のページが開きます。表示されている対象ドメインが、設定したいドメインか念の為確認してください。
  4. ページ中程に「入力」と書いたコーナー(図1)があります。ここの左から2番目の欄のTYPEをCNAMEに変更します。
  5. 左のホスト名の欄に「www」を入力します。(www以外でも構いません)
  6. VALUEの欄に右のアドレスを指定します: ghs.google.com
  7. 「追加」を押します。
  8. レンタルDNSレコード設定用ネームサーバー設定確認のチェックを入れます。
  9. 「確認画面へ進む」を押して、保存します。

Googleサイトに独自ドメインを追加する
Googleサイトから②で作った自分のサイトを開きます。編集画面になってる筈です。
右上の「その他」をクリックして開いたメニューから「サイトの操作」内の「サイトを管理」を選択します。
開いたページの左側のメニューの「ウェブアドレス」を選択します。
すると中程に「ウェブアドレスを追加:」欄がありますので、そこに③で設定したサブドメインを使ったアドレスを記入します。上記例では「www.○○○(独自ドメイン)」を記入してください。このとき「http://」を入れる必要はありません。入れるとエラーになります。
アドレスを記入して、上の「追加」を押して設定を保存したら完了です。
なおGoogle Appsはサブドメインレベルでのみマッピングできます。ネイキッドドメインは設定できませんのでご注意ください。

設定がすんだら、ブラウザに独自ドメインのURLを入れて移動してみましょう。見事②で作ったページが開けば成功です。おめでとうございます。
あとはゆっくりページをきれいにしてください。

もしエラーになって、数分経ってリトライしてもまだ開かないようであれば、どこか設定が間違っています。再度設定を見直して下さいね。