2014年8月26日火曜日

アナログプレーヤー Vestax handytrax USB レビュー

アナログプレーヤーを購入しました。

購入したのはこれ↓
Vestaxのhandytrax USBというポータブルプレーヤーです。

私は完全にアナログレコード世代なのですが、大人になってからは手軽なCDで音楽を聴
事がメインになり、数年前にはiPodになり、最近ではほとんど聴かない、たまに聴くのはMacのiTunesをPCスピーカーで鳴らす程度という状態でした。

ちなみにそのスピーカーの紹介エントリはこちら

そんな私ですが、お盆前に実家の片付けを手伝っていた時、自分の部屋に入り切らなくなったレコードを片付ける機会がありました。
実家を出る時にめぼしいレコードは連れて来ていた筈でしただが、改めて見てたらまだ数枚忘れ物が残っていたので、数枚を自分の家までもって帰ってきたのです。

あらためて見るとやっぱりLPジャケットは味があります。


眺めていたら、どうしてもLP盤で聴きたくなり、CDも持っているにもかかわらず、プレーヤーの購入を決意した訳です。

今の家にも以前はレコードプレーヤーがありましたが、数年前に壊れたまま放置している状態ですし、そういえばそもそもコンポ自体が壊れて捨てちゃってないので、この際お手軽なスピーカー付きのものを探しました。

ついでに、この際ですからCD化されていないアナログ盤のデジタル化も可能なものという条件でAmazonや楽天で色々探したところ、vestaxのhandy traxと、ちょっと前にニュースになってたionとかいうメーカーの新製品とどちらにするか2日程迷いましたよ(><)

リリースを見る限りionのものがデジタル化するにはソフトが良さそうなんだけど、プレイヤー自体の出来がどうなのか?ionって私は寡聞にして聞いた事がないのでよくわかりません。

その点Vestaxは有名ブランドですからね。
それと、ソフトの使い勝手を散々迷いながらも、自分の性格をよくよく考えたら「たぶん結局デジタル化は面倒臭くてやらないだろうなあ」とも思い当りましたので、2日も迷ったあげくVestaxをポチリました。

あと、ionは蓋がないみたいなのもネックでしたね。

自分の部屋が狭く置きっぱにしておくスペースがないので(というか蓋が無いと絶対アームとか壊す自信あり)、蓋がついていて使用しないときは縦置きにもして仕舞えるというのはVestax handytrax USBにした決め手でもあります。


で、肝心のhandytraxのレビューですが、これ手軽ですし、モノすごく良いです。

通販サイトのレビューには「ヘッドフォンだといい音」という評価が多いみたいですが、個人的にはヘッドフォンでは針が拾うノイズが気になって聴けたもんじゃありませんでした。
昔はこれが普通だったのに、CDに慣れた耳には僅かとはいえ"プチ"や"サー"っという針に起因するノイズがとても耳障りです。

むしろ内蔵のMONOスピーカーで聴く方が子供の頃聴いてたAMラジオのようで古い洋楽に合ってて良いです。

ヘッドフォンだと気になったノイズは、アンプ付きスピーカーを通せば生活ノイズに紛れて、ほとんど気になりません。
良いスピーカー(というかアンプと環境次第ですが)を使えば、充分いい音をだします。
オーディオマニアでない私には充分以上です。

なお、一つ不満は、オートスタート・ストップやアームの上げ下げレバーが無い事。
昔も一般的なプレーヤーはそんなもの無かったですが、ある程度のコンポ等についていたやつは大抵オートストップ・スタートが付いていたものです。
これがないと何が不便かというと、レコード盤に針を置いたり上げたりにめちゃめちゃ気を使うと言うこと。
私怖くて片面の最初から聞き終わるまでアームに触れませんでした。

CD世代の方には分からないかもしれませんが、レコードの溝って繊細なのです。ちょっと手許が狂ってちょっとアームを横に押しちゃったりしたら、貴重なレコード盤に「ザッーーーーーーーーー!」盛大な傷が入っちゃうのです(T_T)
途中の曲から聴きたかったり、途中でやめたかったりするときには特に気を使います。

その点、アームの上げ下げレバーがあれば、正確に垂直の上げ下げができるので「ザッーーーーーーーーー!」の心配がありません。

オートススタート・ストップボタンは無くても良いけど、上げ下げ機能は是非欲しかったですねえ。

それでも、この値段を考えれば満足です。
まじお薦めでございます。