2012年8月5日日曜日

無線LAN中継機を買ってみた

なんだか家の無線LANの状態がよろしくない感じになってきたので、対策として無線LAN中継機を導入してみました。

今のルーターはAterm WR8170Nというハイパワータイプで木造2階の北東隅に設置してありますが、1階のリビング南端にあるApple TVの接続状況がどうも酷い事になってきたのです。
ビデオのHD画質サンプルさえ始まるのに5分以上掛かり、しかも途中で止まり終いには強制終了したりします。特に酷いのは、MacやiPhoneから動画をApple TVにAirPlayすることがほとんどできなくなったことです。私のApple TVの目的って、撮った写真やビデオをリビングの大画面テレビでみんなで観る事なので、それができないとなるとApple TVを持っている意味がなくなってしまいます。
これはなんとかしなければなりません。

以前から多少バッファリングでもたついたりすることはまりましたが、少し前から完全にハングアップしたり接続が切れちゃったりするようになりました。
Apple製品の不具合対応の基本である再起動をしても直りません。ということはハード側じゃなくて、通信品質に問題があるんじゃないかと疑ってみました。
そこでSpeed Testなんぞしてみたら、Apple TVの設置場所付近ではなんと下りで1Mbps、上りで450Kbpsとか酷いことになっていたんですね。同じ家の中でこんなに減衰しちゃうとは驚きでした。

FLETS光はベストエフォートとはいえ、ルーターのすぐ隣では大体40~50M、良い時は80Mbps近く出るんですよウチ。それが1/50になっちゃうんですからねえ。酷い。
これではHD画質のホームビデオから加工した動画をiPhoneからルーターに一旦飛ばしてそこからまたApple TVに飛ばしてストリーミング再生するなんて、確かに辛い筈です。

最初は以前使っていた無線LANルーターや封もあけていないFONなんかを使って、なんとかアクセスポイント的に使えないかなあといろいろ調べてみたんですが、無理でした。
この辺詳しくないんですが、どうやら中継機(エクステンダーともいうらしい)を入れるしかないらしい。

ちなみに電波が弱いからと言って、TV受像のようにブースターを使う事は電波法違反になるそうです。なのでそのような商品はたとえできたとしても販売できません。

その点、中継機は電波を増幅する訳ではなく、文字通り中継するだけです。つまり中継機の時点での受信状況をさらに遠くに伝達するだけなんで、例えば中継機地点で15Mbpsの受信状況であれば中継機は最大15Mbpsの電波をそのまま伝達するだけなので、その先ではそれ以上の速度は絶対に出ないということです。

それでも1階リビングの入り口付近で15Mbpsであれば、その奥に鎮座するApple TVの 場所でも10Mbps以上余裕で出るようになりました。上りでも3Mbps以上出ますね。
その状況で試したところ、いままでバッファ中に止まってしまっていた動画もほとんどストレス無くAirPlayできるようになりました。

普通の木造2階建なら「ハイパワータイプの無線LANルーターで余裕だわ」と思っていましたが、ちゃんと計測してみると意外と心許ないことが今回わかりました。
実は半年くらい前までは不都合を感じたことはなかったのですが、思い起こせば裏に2軒新しい家が建ったころから状況が悪くなってきたような気がします。
logもないので検証したわけではありませんが、これはルーターの性能や家の構造の問題ではなく、世に言う無線LANの干渉問題なのかもしれません。

原因はともかく、もし同じように無線LANの電波が弱くて困っている方がいらっしゃれば、無線LAN中継機の導入を検討されては如何でしょうか?
あまりメジャーな機材ではありませんが、探せば数千円台前半というお手頃価格で見つかりますので、しかるべき設置場所がありそうならば、試してみる価値大です。

なお、私が購入したのは調べた中で一番安く、レビューの評判もなかなか良かったこちらPLANEX MZK-EX300N です。Amazonで最安値¥2,480でした。安っ!
設定もWPSならボタンを数個押すだけで簡単です。
万が一中継機としてあまり効果が無かったとしても、有線LANしか使えない機材(TVとか)を無線LANに繋ぐメディアコンバータとしても使えるんで無駄にはならないと思います。
在庫があればマジでオススメです。

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