2012年5月31日木曜日

Macでアウトラインプロセッサを使う

アウトラインプロセッサ使ってますか?


私はアイデアをメモしたり、資料を作る前の下書きとして、以前からアウトラインプロセッサをよく使っていました。
Winをメインに使っている時はストーリーエディタというWin用のフリーソフトを使っていました。93年で更新が止まっている古いアプリですが、win7でも動いていましたし、とにかく分かりやすくて使い勝手が良かったので愛用していました。
ところが最近iOSアプリを仕事の中心にしたのでメインマシンをMacにしたことにより、結果的にストーリーエディタは使えなくなってしまいました。まあ、同じ時期に手帳がマイブームだったりしたので、ここ暫くはアウトラインプロセッサ自体を使いたい欲求もあまり湧かなかったのですが、最近自分の中で手書きブームが下火になってきつつあるのと、同時に複数の事業アイデアが湧いてきて手書きメモだと後々まとめるのが大変そうだと心配になってきたので、Mac環境でのアウトラインプロセッサ探しをしてみました。
このへんとかこのへんにいろいろ紹介されていたのですが、どれもいまいちしっくり来ません。


紹介されているものはアウトラインプロセッサというより、マインドマップ作成ツール寄りが多いですね。アウトラインプロセッサは小説や脚本を書くときにも便利だと思うのですが、文筆業にはMac使いが少ないのでしょうかね?デザイナーはMacだらけだし、DTPもMac中心の世界なのにちょっと意外です。


マインドマップも良いんですが、私はさくさくどんどんと箇条書きでテキストを取り留めもなく書いていって、後でグループ分けや階層付けや組み替えをしながら整理するというやり方がやりやすいので、全方向にツリー状に分かれて行くマインドマップよりも階層が一方向に流れるアウトラインのほうがイメージしやすいのです。


そんな私が今回見つけて気に入ったのはOlivineEditorというフリーソフトです。
日本語でアウトラインで作業をしていくことを前提として設計されているので、とても使い易いです。日本語テキストの使用に若干不安がある海外製ソフトが多い中、しかもシェアウェアやパッケージソフトが多いMacOS用アプリが多い中、国産でしかもフリーというのは実に嬉しいじゃありませんか!
しかもこれ、実はクロスプラットフォームで、WinでもLinuxでも使えます。最強です。
使い勝手も慣れているストーリーエディタに近い感じで、私には違和感の無い操作性です。
これからヘビーに使うアプリとなるでしょう。


そして実は更にこれをDropboxでファイル管理してNebulous NotesというiOSアプリと一緒に運用すると、超絶便利であることも分かったんですが、そろそろ眠くなってきたので、それはまた次回詳しく書く事にします。

2012年5月16日水曜日

AdWordsに広告出してみる


AdWordsに出稿してみます。

会社にいる時に何度も出稿していましたが実務を自分でやるのは何気に初めてなので、今日はサポートに電話して一から教えてもらいながら、設定やら何やら。
サポートのお姉さんがすごく丁寧で、ランディングページQueuence英語版ページに設定する途中で「これはどういうアプリなんですか?」「面白いですね」「どういう仕組みになってるんですか?…へー、すごいですね♡」なんて言ってくれて営業トークと分かっていてもついつい予算を高めに設定しそうになります。
キーワード設定の細かい癖とか、低予算のときの管理のコツとか、事務的ではない相談にもキレずにちゃんと答えてくれて、感心してしまいました。

みなさんもAdWordsにアカウント開設するときは、自分でサクサクやっちゃわずにサポートを使った方がいいですね。広告予算に使える(というかそれにしか使えない)クーポンも貰えますし。

なお本日はまだアカウント開設と入稿までで、審査はこれから。早くても始まるのは1週間以上先になりそうです。

例によってランディングページはPC向けだけなので(スマホから見たら小ちゃくなってみれるけど)、アプリをダウンロードさせるにはワンアクション余計に入っちゃうからCV的には良くないのだろうけれど、効果測定の意味でやってみます。
ちなみにFacebook広告数日の感触で、どうも英語圏のほうがPCからダウンロードまでもっていけるCVが高そうなので、今回のAdWordsは完全北米のみで出稿する予定です。

その後でAdMobも出稿してみる心算なので、どれが一番効率がいいか後々整理してみますねー

2012年5月12日土曜日

Queuence English edition is out now!

Dear All,

My iOS App "Queuence English edition" is out! 
This app is designed on the basis of the queueing theory. You can estimate the required time easily to line up (or make procession).

Thank you for waiting. UI and texts are suited for English users.
Please try it. If you have any questions, please feel free to ask.



In iTunes App Store
http://itunes.apple.com/jp/app/queuence-english-edition/id524916001?mt=8

2012年5月5日土曜日

iAd Network Settingsは審査終了前にしなければならないというおはなし

次のiOSアプリを申請しました。
といってもまったく新しいアプリというわけではなく、行列待ち時間予測アプリQueuenceの英語版です。
こういう時によくあるのは1つのアプリをマルチランゲージ対応で作り、端末の言語環境で言語を切り替えるやり方です。そのほうがスマートですし、バグ等の対応やバージョン管理、ユーザー対策もしやすいのですが、今回はあえて日本語版と英語版を別アプリにすることを選択しました。

その理由はいくつかあるのですが、一つ大きな理由として、アプリに導入する広告を分けたかったということがあります。
もちろん1つのアプリに複数の広告システムを入れて出し分けるということも可能ですが、今の私のリソースではそれは結構ハードルが高いです。また、いくつも入れてしまうと、例えばそのうちの1つの広告APIが変更されただけで改修しなければならなくなったりするかもしれません。
英語版にも実は2つの広告システムを導入しているので、一方に問題が起こるリスクはあるのですが、3つ入れるよりは当然リスクは減りますし、何か問題があっても日本語と英語でバイナリが分かれている事で、1つの広告システムに問題が発生してもすべての自社製品が世の中から消えてしまう危険性は無くすることができます。

さて、また前置きが長くなってしまいました。
本題はiAdのセッティングについてです。
お察しのように英語版にはiAdを導入しました。日本マーケットではそれほど盛り上がっていない感じですが、英語圏では実際のところどうなのかデータ取りの為にも導入してみたかったのですよ。

iAdの契約や導入については、様々な記事があるのでここでは割愛します。
私が備忘録として書いておきたいのは、iAd Networking Settingのタイミングです。
iOSアプリをリリースするのに、iTunes Connectで銀行情報やら税務情報やらを入力してContractsを作成し、そのついでにiAdのContractも作成していると思います。ですが、このままではiAdは配信されないのです。
iAdは、Appストアに並ぶ前のテスト状態では実機であっても本物の広告は配信されません。テスト時はダミー広告しか表示されないのです。この事が念頭にあったので、本物の広告は審査を通りさえすれば始まる物だと勝手に思い込んでいました。
しかし!実はもう一つ重要な設定が残っていたのです。

Appleに申請すると、iTunes ConnectのManage Your Applicationsに申請中のアプリが登録されますが、ここで登録されたアプリのアイコンを選択すると[Rights and Pricing]や[Manage In-App Purchases]などと並んで[iAd Network Settings]というボタンが出てきます。
この[iAd Network Settings]を押し、アプリのメイン対象年齢の選択が終わらない限りいつまでたっても広告が配信されないのです。
そして重要なのが、この選択は審査が終了する前に行わなければならないのです!
(私は審査終了後に設定するものだと思い込んでいて、あやうく広告が無くなるところでした。あぶないあぶない)もし審査終了(通過)後に気が付いた場合は、再度Submitして上記の期間内に設定しなおさなければなりません。これは大変ですね。

なお、上記の年齢制限ですが、アプリの主な対象ユーザー年齢が17歳以下かどうかをYes/Noで選択します。おそらく配信される広告の内容をコントロールするのだと思いますが、17歳以下にすると広告の総量が減るという情報があるので、私はNoを選択しました。

これからiAdを始めようという方や、導入したけど全然配信されないなあという方は、設定ののタイミングに注意して申請してくださいね。

2012年5月1日火曜日

行列とイギリス人

意外にもイギリス人には「行列を作る」という才能があるというお話。

さて、私が行列に関連したサービスを始めようと思ったきっかけは、アメリカのあちこちで行列を見たことです。
待ち行列理論は以前から知っていたし、リトルの公式も便利な式があるもんだと思っていましたが、特に行列でビジネスしようとは思っていませんでした。

どちらかといえば行列は嫌いな方だし(今でも並ぶこと自体は好きではありません)、行列ができる人気店にしても混まない曜日や時間を工夫してなんとか空いている時に行きたいと考えている方です。

行列という行為も以前は日本人特有の行動だと思っていました。
ところが、仕事や私用で短い期間に何度もサンフランシスコやフロリダに行く機会があり、そのときふと気づいたのです。「アメリカ人も行列してるやん…」と。

直接のきっかけは、iPad2の発売日にサンフランシスコのApple Storeに大行列ができているのを見たことです。うわーと思いました。
それからちょっと意識してみると、WestFieldのフードコートはどの店も行列してるし、郊外のレストランでも行列はできていなくても受付で名前を言って自分の順番が来るのを待たないと入れないような人気店がよくあります。
バカンスで行ったディズニーワールドでも「何時間も待たされるのは浦安だけだろ」と思っていた自分を裏切る行列だらけでした。ライドはおろかレストランでも待たされるし、ショーを観るために3時間位待ったりもしましたけど、その時もどの人種もたくさん当たり前のように並んでいました。

それらの体験から、行列とは日本人だけのものではなく、実はアメリカ人も行列大好きなんだと思い、それをなんらかサービスに活用したいなあと思い始めたのです。

で、話は急に変わりますが、先日調べ物をしていたら、ちょっと前のエントリですが行列と秩序とイギリス人というブログを見つけました。
これによると"「イギリス人はたった1人でも整然と列に並ぶ」というジョークがあるが、これは決して誇張ではない"そうです。
寡聞にしてこのジョークは初耳ですが、イギリス人が行列が得意だとも知りませんでした。
しかし、"他の国の人々に比べ、行列に対してより辛抱強く、より真剣な態度で臨んでいる、ということらしい。たぶん、心のどこかで、平等や公平、忍耐といったものをとても重んじる意識があるのだろう"とのことです。なんか気が合いそうです。


ということで、私の中で日本とUSを対象として考えていた"行列"というマーケットですが、どうやらUKにも可能性がありそうです。


期待が湧いてきますね。


ということで、行列待ち時間予測iOSアプリ Queuence のダウンロードはこちらから
http://itunes.apple.com/app/xing-lie-daichi-shi-jian-yu/id511308636?mt=8