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2013年2月12日火曜日

Facebook Developersから「緊急修正」のお知らせが来たら


少し前ですが、Facebook Developersから

「February 2013 Breaking Changes XXXX(アプリ名)を2013年2月6日までに更新する必要があります」

という緊急修正のお知らせをもらったFacebookアプリの開発者が多いかと思います。

メッセージが来た方は、既に対応済みと思いますが、もしかしたらそのまま放置している方もいるかもしれないのと、このあと3月と4月にも同じメッセージがくると思われますので、念のため対応の仕方をここに書いておきます。

メッセージの中身には

February 2013 Breaking Changes 緊急修正 ○時間前

あなたのアプリ「XXXXXXXX」は、February 2013 Breaking Changesのために更新する必要があります。
アプリが対応したならば、アプリダッシュボードの詳細設定セクションの移行設定を「有効」にしてください。

というような内容が記されていました。


"February 2013 Breaking Changes"というのは、大雑把にいうと、今後Facebookが実施するプライバシーに配慮したユーザー情報へのアクセスルールの改正や、それにともなうAPIの変更やを機能を廃止する"Breaking Changes"の予定のことです。


前回来たのはそのうちの2月実施分のお知らせです。


これは3回に分けて行われる予定で、このあと

March 6, 2013

April 3, 2013


にも予定されています。

※詳細はFacebook Developer Roadmap をご確認ください。


Roadmapに書かれている改修に該当する機能を実装していると、その日以降エラーがでるので、修正対応しましょう。

さて、メッセージに対する対応ですが、放置したり正しい設定をしなかったりすると、いつまでたってもアラートが出続けることになります。

以下が、対応方法です。

まず前提として、Breaking Changesの変更に該当する機能があれば、修正対応をしてください。

アプリ側の対応が完了したら、Developersの設定>詳細設定に行き

ページ中程の「移行」の欄にある該当するBraking Changes のラジオボタンを「有効」に変更して、「変更を保存」します。









これでそれ以降アラートが出なくなります。

2012年6月5日火曜日

iOSアプリの広告でFacebook広告、AdWords、AdMobを比較してみた

iOSアプリQueuenceをリリースしている訳ですが、ただリリースしただけでダウンロードされるほど世の中は甘くありません。
という訳で、零細企業や個人レベルで無理なく出せる広告をいろいろ試してみました。
※なお、以下の記事はあくまでも弊社のiOSアプリを弊社なりの条件付けで出した結果ですので、他の事例と比較にならないことが十分に考えられます。ご注意ください。分析には多分に私見を含みます。

効果がよくわからないところで最初から数十万・数百万の広告投資は無謀ですし、そもそも先立つ物がありませんので、ここは現実的に数千円レベルで申し込めて、なおかつ手続きが簡単でピクチャーバナーを用意するとかしなくていい、出稿のハードルが低いメニューに限定してお試しすることにしました。
そこで選んだ広告が下記の3種。
  1. Facebook広告
  2. AdWords  
  3. AdMob   
ここで本来ならデータを出したいところなんですが、規約的に微妙なので各種数字については非公表とさせていただきます。ご了承ください。

Facebook広告に関しては以前のエントリに出稿までを書いたので興味のある方はそちらもどうぞ。

ところでFacebook広告とAdWordsはPC向けの広告メニューではありますが、iPhoneを使っている人はなんだかんだ言って結局母艦も持っているだろうという予測のもと実施しています(というか商材がなんであれ試してデータを取ってみたかったというのが本音)。なのでiOSアプリの広告としては不適切じゃね?というツッコミは無しでお願いします。


AdMobは配信先としてプラットフォームやOSのバージョンまで選べるので、スマホアプリの広告として無駄がないのが嬉しいです。クリックの最低入札額は$0.01(※1日の最低予算は$10から)から入れられるので、最初は「安いのは良いけど全然回らないんじゃないか」と心配していたんですが、北米に関しては結構impでてます。数日後に試しに$0.02にしてみたらimpが2倍〜日によっては3倍になりました。CTRも¢1の違いで0.1ポイントくらい上がったので、北米はまだまだブルーオーシャンかもしれません(使い方違うか?)。
図1
すでにストアに出ているアプリであれば、別に広告用の画像を用意しなくてもテキストだけでそれなりに見られる広告ができるのも嬉しいです(図1)。
さらに広告する対象がAdMobSDKを導入しているアプリであれば、CVRまでトラッキングできるのもすごいですね。
あと、CPMが非常に安いのも嬉しいです。だからといってimpが少ない訳ではなく、ひとえにCPCが安く収まっているからですね。これだと例えばコンヴァージョンが悪くても、iPhoneという限定されたデバイスで日に数万レベルで表示されているので、いつかアルファブロガーの目に留まってTechCrunchに紹介してもらえるかもしれないという夢が見れますw

AdMobでは日本向けに日本語でも出稿しましたが、こちらは北米の数倍のCPCとなりました。最初$0.01でimpが増えなかったので金額を上げて調整しているうちにこうなってしまいました。ざっくり感想ですが$0.1くらいでやっと北米の$0.02と同程度のimpとCTRになった感じ。このコスト差の要因は、私見ですが、端末台数の問題ではなく日本では大手のクライアントが特別多いからではないでしょうか。クリエイティブも入札額もお金をかけている広告主が多いんだろうなあと実際の広告を見ていてもしみじみ思います。もはや零細の出る幕じゃない気がします。

Facebook広告は、Facebookの中できっちりセグメントされたターゲットに広告を出せるのが魅力です。母数が多いターゲットを選択して、価格でCPMを選択すれば、めちゃめちゃ大量の広告を安価で実施できます。
しかし今回の私の実績ではCTRが0.00X%以下という惨憺たるものでした。敢えてアプリのダウンロードというコンバージョンには触れませんが、推して知るべし...orz
とはいえ、やはりこのimp数は魅力です。今回は数千円で数十万imp、リーチ数でも十万以上が実績で出ています。ということは、魅力的な商材と訴求力あるクリエイティブがあれば、非常に効果的な広告が打てるでしょう。
個人的な感想では、アイキャッチが強い画像やインパクトのあるコピーで、Facebookページへの誘導をかけるのが最も効率的かつ意味のある使い方だと思います。
まあ、スマホアプリの広告としては失敗でした。ブランディングには繋がっていると思う事にします。

AdWordsはやっぱ予算がかりますね。AdWordsで効果を出すのは零細には難しいです。よっぽど商材に自身があればいいですが、かなりニッチなキーワードでも上限単価を低く設定すると表示されにくいです。
ニッチとはいえ誘導先ページとの品質スコアが高いと数百円以上の単価を提示される(実績ではまずそこまでいきませんが)し、しかもニッチすぎるとこんどはそもそも検索ボリュームが足りなくて結局表示はされないという罠。難しいです。。。
それでもやはりGoogle先生ですね。そうはいっても一度ハマるとあっというまにクリックされていきます。『こんなニッチなキーワードを検索してしかもそこで表示されたテキスト広告をクリックするやつなんてホントにいるのか?』と半信半疑でしたが、いるんですよこれが。どんどん予算を消化していきます。データ取りの為にもわざとぎりぎり表示はするがクリックは最小というところを単価百円レベルで探っていたんですが、それでも数日で数万円消化します。
とまれ今回の実験でニッチなワードでも結構検索→広告クリックされることは実感できました。ランディングページがうまく作れれば即効性にある効果的な広告ですね。いつかまたその時に使いたいです。

さてAdWordsは基本はPCブラウザ向けの広告です。ところが実はAdWordsは一部のモバイル端末にも表示されるのですが、今回の実績ではクリックの半分以上がモバイルとタブレットでした。アプリの広告だからかもしれませんが。
ということなので、できればiOS限定でAdWordsを実施したいところなのですが、今のところそれはできません。フルブラウザを搭載した携帯端末(やタブレット)という括りしかできないので必然的にAndroidもBlackBerry等も対象になります。なのでiPhoneで表示したければ、ちょっと勿体ないですが"フルブラウザを搭載した携帯端末"を選びましょう。
技術的には"iOSのsafari向け"なんて切り分けは簡単なのですから早く実現して欲しいものです。

ところで、広告からのダウンロード実績およびCVRは微妙な問題なので今回明らかにできませんが、ざっくりいうとAdMob以外は厳しい結果でした。AdMobはCPAも満足できるレベルです(まあこのへんはそれぞれの事情で評価変わるのでさっくり流します)。

で、結局iPhoneアプリの広告としてどうなのよってことなので、やっぱりざっくりまとめます。
リーチ数からCPAまで総合的に考えると、スマホアプリの広告は

『 AdMobが一番効果的 』

だと思います(私見)

まあ、そうだよね。
一言付け足すと「北米のAdMobが最も効果的っぽい」です。英語対応しているアプリなら是非北米に出してみてください。
同じ予算なら日本の数倍の効果が見込めると思います。


機会があればiAdも試してみたいけどフィルレートが異常に低いのでほとんど実績でないでしょうね・・・って、あれ?そういえばiAdってどうやって出稿するんだっけ?

2012年4月10日火曜日

Facebook広告を出してみた 〜出稿まで編〜

iOSアプリをリリースしたはいいですが、広告やPRをまったくやっていないので当然のようにダウンロードが伸びません。いやはや…

TwitterやFacebookで告知はしているので、最初の二日間は知り合いのダウンロードだけでなんとか見れる数字ではありました(あとおそらくニューリリースのアプリを全部落としている業界関係者も複数いるだろうと思われます)が、3日目から目に見えて落ち始め、厳しい日々が続いています。

まあメディアにでも取り上げられない限り、急激にダウンロードが伸びるなんてことはないと思うので、こんなものかとは思っていますが。

とはいえ、このまま手をこまねいていても何も進みません。
ということで、広告を出してみることにしました。

当社の商品QueuenceはiPhoneアプリなので、本来はモバイル向けに広告を出したいところですが、普通の広告なんかは高くてとても手が出ません。
そこで、FacebookにiPhoneアプリの広告を出すとどれくらいの反応があるのかの実験の意味も込めて、以前から興味のあったFacebook広告を出稿してみることにしました。

Facebook広告はもちろんFacebook上に出す広告です。ウォールの右カラムに出ている「スポンサー広告」ってやつですね。代理店を通さずに自宅からでも直接Facebookから出稿できて、しかも少ない費用で始められるので私の様な貧乏スタートアップにはもってこいの広告手法です。
ただし、現在のところモバイルにはブラウザ版・アプリ版ともにFacebook広告は表示されません(モバイルにも対応する「スポンサー記事」という新しい広告メニューがありますが、これはFacebookページをうまく使わないとあまり効果が無い手法と思われ、仕込みが大変そうなので今回は考慮しませんでした)。

出稿の仕方ですが、まずは「広告を作成」します。
自分のウォールを開くと、右カラムの「スポンサー広告」のインデックス内に「広告を作成」というリンクがありますので、そこをクリックすると広告管理ページが開きます。
そのページに「広告を作成」ボタンがありますので、それを押すと広告作成ページが開きます。
その後はページに指示に従って、必要事項を記入し広告を作成していきます。
  • Destination:広告の飛ばし先。自分の管理するFacebookページやFacebookアプリがあれば自動的にドロップボックスに入っているので、選択するだけで設定できます。
    Facebook外にリンクするときは「Facebook外のURL」を選択。
  • タイプ:ここで、「スポンサー記事」か「Facebook広告」かを選択します。
  • URL:広告をクリックした飛び先のURL。Destinationと連動ですが、外部を指定する時は当然自分でマニュアル入力です。今回は独立したランディングページを作ってそこに飛ばしてます。ちなみにこちら
  • タイトル:広告に表示されるタイトル。Facebookページの場合はFacbookページのタイトルが自動的に設定され編集不可ですが、外部ページの場合は25文字以内で好きに編集できます。
  • 本文:135文字以内です。
  • 画像:上限5MBでサイズは110x80。ですが、元画像から勝手にリサイズしてくれるので、サイズはそれほど気にしなくても大丈夫です。ただし表示サイズが小さいので、それを考慮したクリエイティブを考えた方がいいでしょう。特に元画像が縦の場合は縦を110に合わせるので、人物の顔とかよくわからなくなってしまします。
  • プレビュー:タイトル、本文、画像とも編集する先からどんどんプレビューされます。テキストの折り返しとか、写真とタイトルのバランスとか見ながら編集できるのでいろいろ試してみるのがいいと思います。
次にターゲット設定をしていきます。ここがFacebook広告の最大のキモでしょう。
設定を変えるたびに、右カラムの予想配信数も変わっていきます。ここを見ているだけでもFacebookのユーザー属性を垣間見るようで非常に楽しいというか勉強になる気がします。
  • 地域:国、都道府県・州、市区町村レベルで絞り込めます。もちろん国全体でも可能。他の設定と組み合わせて例えば日本から格安オンライン英会話サービスを始めるために『フィリピンの18~28の女性で大卒以上だけに求人広告を出すのだ』なんてことが簡単にできちゃいます。
  • ユーザー層:年齢と性別を選択可能。なにも選択しなければ18歳以上全部になります。
  • 趣味・感心:ここはキーワード設定とカテゴリー設定を選択できます。ただし、どうもすべてのキーワードやカテゴリーが選べる訳では無さそう。例えば「ラーメン」なんていう大定番のキーワードが選べず某チェーン店だけが出てきたりします。法則性が良くわからない。ここは改めて調査してみたいと思っています。
  • Facebook上のつながり:「誰でも」か「詳細つながりターゲット設定」を選択。ここで詳細つながりを選択すると、特定のFacebook上の人物やFacebookページ、団体、イベント等とつながっている人(または、つながっていない人)を選べます。商品のセグメントが明確でうまくマッチすれば超効果的な広告が可能でしょう。すげーよFacebook。また、すでに自分のFacebook関連サービスを使っている人(または、いない人)を選ぶこともできるので、メアドを使わないCRM的にも使えそうです。
  • 詳細ユーザー層ターゲット:恋愛対象と交際ステータス、言語。
  • 学歴と職歴:なんと勤務先まで指定できます…
広告キャンペーン、価格設定、日程を設定します。
総予算枠で管理したり、CPMかCPC単価での設定もできるので、自分の予算感にあった管理ができます。数千円の予算でも出稿できるので、効果があるかどうかちょっとだけ試してみるなんてことも気軽にできるので、非常にありがたいです。
  • 予算:日本円で、1日あたりか通期予算かを選択して設定できます。
  • 日程:当日から継続的にか、カレンダーで期間を設定するかを選べます。
  • 価格:CPMかCPCか選択し、最大入札額も同時に設定します。最大入札額は、上のターゲット設定で絞ったターゲットに合わせてFacebook推奨の金額が自動的に示されます。もちろん自分で好きな金額にもできますが、私は自動推奨金額で申し込みました。なお、この最大入札額はあくまで「最大」で実際にはそこまで行くことは少なそうです。実際私の場合はCPMでしたが推奨額の1/4くらいで推移していました。
※Facebook広告の出稿には認証されたアカウントと、クレジットカードかPayPalのアカウントが必要です。なおクレジットカードはvisaとmasterしか対応していないのでご注意を。jcbやamexの方はPayPalのアカウントを作っておきましょう。


と、ここまで出稿する方法だけで、結構な量になってしまいました…
期間中の効果見ながらの編集だとか、出してみて分かったこととか、他にもいろいろ書きたいことはあるのですが、時間が掛かりそうなので、その辺はまた改めて後日アップします。