2012年4月10日火曜日

Facebook広告を出してみた 〜出稿まで編〜

iOSアプリをリリースしたはいいですが、広告やPRをまったくやっていないので当然のようにダウンロードが伸びません。いやはや…

TwitterやFacebookで告知はしているので、最初の二日間は知り合いのダウンロードだけでなんとか見れる数字ではありました(あとおそらくニューリリースのアプリを全部落としている業界関係者も複数いるだろうと思われます)が、3日目から目に見えて落ち始め、厳しい日々が続いています。

まあメディアにでも取り上げられない限り、急激にダウンロードが伸びるなんてことはないと思うので、こんなものかとは思っていますが。

とはいえ、このまま手をこまねいていても何も進みません。
ということで、広告を出してみることにしました。

当社の商品QueuenceはiPhoneアプリなので、本来はモバイル向けに広告を出したいところですが、普通の広告なんかは高くてとても手が出ません。
そこで、FacebookにiPhoneアプリの広告を出すとどれくらいの反応があるのかの実験の意味も込めて、以前から興味のあったFacebook広告を出稿してみることにしました。

Facebook広告はもちろんFacebook上に出す広告です。ウォールの右カラムに出ている「スポンサー広告」ってやつですね。代理店を通さずに自宅からでも直接Facebookから出稿できて、しかも少ない費用で始められるので私の様な貧乏スタートアップにはもってこいの広告手法です。
ただし、現在のところモバイルにはブラウザ版・アプリ版ともにFacebook広告は表示されません(モバイルにも対応する「スポンサー記事」という新しい広告メニューがありますが、これはFacebookページをうまく使わないとあまり効果が無い手法と思われ、仕込みが大変そうなので今回は考慮しませんでした)。

出稿の仕方ですが、まずは「広告を作成」します。
自分のウォールを開くと、右カラムの「スポンサー広告」のインデックス内に「広告を作成」というリンクがありますので、そこをクリックすると広告管理ページが開きます。
そのページに「広告を作成」ボタンがありますので、それを押すと広告作成ページが開きます。
その後はページに指示に従って、必要事項を記入し広告を作成していきます。
  • Destination:広告の飛ばし先。自分の管理するFacebookページやFacebookアプリがあれば自動的にドロップボックスに入っているので、選択するだけで設定できます。
    Facebook外にリンクするときは「Facebook外のURL」を選択。
  • タイプ:ここで、「スポンサー記事」か「Facebook広告」かを選択します。
  • URL:広告をクリックした飛び先のURL。Destinationと連動ですが、外部を指定する時は当然自分でマニュアル入力です。今回は独立したランディングページを作ってそこに飛ばしてます。ちなみにこちら
  • タイトル:広告に表示されるタイトル。Facebookページの場合はFacbookページのタイトルが自動的に設定され編集不可ですが、外部ページの場合は25文字以内で好きに編集できます。
  • 本文:135文字以内です。
  • 画像:上限5MBでサイズは110x80。ですが、元画像から勝手にリサイズしてくれるので、サイズはそれほど気にしなくても大丈夫です。ただし表示サイズが小さいので、それを考慮したクリエイティブを考えた方がいいでしょう。特に元画像が縦の場合は縦を110に合わせるので、人物の顔とかよくわからなくなってしまします。
  • プレビュー:タイトル、本文、画像とも編集する先からどんどんプレビューされます。テキストの折り返しとか、写真とタイトルのバランスとか見ながら編集できるのでいろいろ試してみるのがいいと思います。
次にターゲット設定をしていきます。ここがFacebook広告の最大のキモでしょう。
設定を変えるたびに、右カラムの予想配信数も変わっていきます。ここを見ているだけでもFacebookのユーザー属性を垣間見るようで非常に楽しいというか勉強になる気がします。
  • 地域:国、都道府県・州、市区町村レベルで絞り込めます。もちろん国全体でも可能。他の設定と組み合わせて例えば日本から格安オンライン英会話サービスを始めるために『フィリピンの18~28の女性で大卒以上だけに求人広告を出すのだ』なんてことが簡単にできちゃいます。
  • ユーザー層:年齢と性別を選択可能。なにも選択しなければ18歳以上全部になります。
  • 趣味・感心:ここはキーワード設定とカテゴリー設定を選択できます。ただし、どうもすべてのキーワードやカテゴリーが選べる訳では無さそう。例えば「ラーメン」なんていう大定番のキーワードが選べず某チェーン店だけが出てきたりします。法則性が良くわからない。ここは改めて調査してみたいと思っています。
  • Facebook上のつながり:「誰でも」か「詳細つながりターゲット設定」を選択。ここで詳細つながりを選択すると、特定のFacebook上の人物やFacebookページ、団体、イベント等とつながっている人(または、つながっていない人)を選べます。商品のセグメントが明確でうまくマッチすれば超効果的な広告が可能でしょう。すげーよFacebook。また、すでに自分のFacebook関連サービスを使っている人(または、いない人)を選ぶこともできるので、メアドを使わないCRM的にも使えそうです。
  • 詳細ユーザー層ターゲット:恋愛対象と交際ステータス、言語。
  • 学歴と職歴:なんと勤務先まで指定できます…
広告キャンペーン、価格設定、日程を設定します。
総予算枠で管理したり、CPMかCPC単価での設定もできるので、自分の予算感にあった管理ができます。数千円の予算でも出稿できるので、効果があるかどうかちょっとだけ試してみるなんてことも気軽にできるので、非常にありがたいです。
  • 予算:日本円で、1日あたりか通期予算かを選択して設定できます。
  • 日程:当日から継続的にか、カレンダーで期間を設定するかを選べます。
  • 価格:CPMかCPCか選択し、最大入札額も同時に設定します。最大入札額は、上のターゲット設定で絞ったターゲットに合わせてFacebook推奨の金額が自動的に示されます。もちろん自分で好きな金額にもできますが、私は自動推奨金額で申し込みました。なお、この最大入札額はあくまで「最大」で実際にはそこまで行くことは少なそうです。実際私の場合はCPMでしたが推奨額の1/4くらいで推移していました。
※Facebook広告の出稿には認証されたアカウントと、クレジットカードかPayPalのアカウントが必要です。なおクレジットカードはvisaとmasterしか対応していないのでご注意を。jcbやamexの方はPayPalのアカウントを作っておきましょう。


と、ここまで出稿する方法だけで、結構な量になってしまいました…
期間中の効果見ながらの編集だとか、出してみて分かったこととか、他にもいろいろ書きたいことはあるのですが、時間が掛かりそうなので、その辺はまた改めて後日アップします。



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