kindleで読むには、まずpdfをMacにダウンロードしてから、kindleをUSBで接続して、そのままMacのファインダーでkindleのドキュメントフォルダにpdfをぶち込みます。これだけで1秒も掛からずにkindleに取り込まれます。
USBで繋がなくても、自分のkindle用freeメールアドレスに転送すれば暫く経ってからkindleにファイルが送られてきます。いやー、簡単ですね。このへん話題のkoboの使い勝手はどうなんでしょうか?
早速見てみると、そのままでは文字が小ちゃくて読み難いです。
pdfの原寸を確認してみたら、215.9mm X 279.4mmでした。アメリカのレターサイズですね。
アメリカからきた原稿をそのままテキストだけ翻訳した感じなのかもしれませんが、今後翻訳するときは用紙サイズも変更した方がいいのかもしれませんね、なんてことをちょっと思いました。
閑話休題。だいたいA4サイズの原稿を、日本の文庫本より小さいkindle3の画面に縮小して表示しているので、どうしても小さくなります。読み辛い訳です。
そのままだと文字がかすれてしまうので、コントラストを普段より1段階濃いめにして、なんとか視認に問題ないレベルにはなりました。
でも老眼なんで、やっぱ辛いわあ。長く読み続けるのはしんどそうです。
もちろん拡大すればもっと読みやすくはなりますが、pdfの場合はあくまでも1枚ペラの画像を表示しているだけになるので専用フォーマットのような表示部分に合わせて改行なんて事はしてくれる筈もなく、いちいちスクロールしなくてならずに面倒なことこの上ないので、非現実的です。(自炊も基本これと同じことになるので、私はやらないのですよ。はー、早くkindleジャパン開店してほしい・・・)
と、この辺まできて、わたくし重要なことを思い出しました!
kindleには、一般的なテキストファイルを送るとkindle formatに変換してくれる無料サービスがあるのですよ!確かpdfも実験的に対応していたはず。
ということで、送ってみます。
やりかたは、ファイル転送と同じ宛先、自分のkindleアカウント@free.kindle.comにファイルを送るだけ。ただしこのとき、メールの件名を「 convert 」にします。
…待つこと数十分。まだきません。まあコンバートに時間が掛かるはずなので、気長に待つことにします。
…1時間後、Mac側にメールがきました。
"A problem with your document(s )"・・・_| ̄|○
コンバート失敗したようです。
日本語の場合はそもそも失敗する確率が高い様なので、それほど気にはしてませんでしたが、一応原因を探るべくpdf版で中を読み進めてみました。
そうしたら、本文が始まってすぐに原因が分かりました。
本文のテキストが、すべて画像の枠内に書かれています。
おそらくこのために、コンバート用のサーバーは本文をすべて画像と判断し、テキストの抽出をしなかったのだと思われます(想像です)。
うーん、残念。
スタンフォードなだけに、kindleのこと良くわかってて、わざとコンバートできないようにした、なんてことは考えたくはありませんが、ちょっともったいない感じです。
結論としては、日本のkindleストアの開店が待ち遠しい、早くしろ!ってことですね。
※ちなみにiPadのkindleではもうちょっと大きく表示されるので、だいぶ読みやすいです。